ほんまりう~マンガ家あるいは劇画家

ここ10年近く、「ほんまりう」の名前をとんと見かけなくなったように思います。まあ、webで検索かければ何でも瞬時にして出てくるの時代ですので、今、こうしている間にでも、何がしかの情報を得るのはタヤスイですが。いや、たまたま自分が目にしていないだけで、それなりに、いや精力的に活動されているのかもしれません。

自分が十代終わりだった1980年代前期、ほんまりうは自分にといって特別な存在だった。自意識過剰という言葉が適切なのかどうかは分からないが、何者か?になりたくて仕方なかった自分にととっては、ほんまりうの描く、ちょっと”外れた”主人公は、感情移入するにはこれ以上無い存在だった。

ほんまりうの単行本がどの程度刊行されているのか?正確には把握できていないし、完全収集には程遠い状態ですが、人生の後半戦が見えてきた近年、再びその作品世界に惹かれています。

とはいえ、職業作家、商業作家として、実直に仕事をしてきた作家という側面がケッコウ大きいような気もするのですが。

 画像は所有分の『もがきの政』平成4年刊行、ゴラクコミックス(B6判)

2018.2.24記す