怪奇貸本収蔵館第三号 竹内寛行編

昨年購入したままで、まだ読めていなかったマンガ類をGWに読み進めた。標記もその一冊ですが、血痕、吸血婆の二作品を収録。血痕は、作画「竹内八郎」、吸血婆は「なるみ・寛」とそれぞれ、作品扉にクレジットがあります。

そこそこ貸本マンガというジャンルに関する知識はある、と自分では思っているので(自負というほどでは無い)、そんなに驚きませんが(苦笑)、近年の「商品としてのマンガ作品」ばかりを目にしてきた方にとっては、不快感に近いくらいのインパクトがあるかもしれませんね。いや、怪奇モノなり、ホラーものの熱心なファンにしてみれば、ヌルイのかもしれませんが。

自分自身は、怪奇、ホラーの差異が分からないくらい、この分野には、あまり興味が無いですが、作品として、創作物としての「破綻」が少ない故に、この二作品は魅力的です。特に乱暴で粗野な男(まあ、ありがちな程度)が、金の魔力にとりつかれて殺人に手に染めていくくだりは、なかなかに読ませます。怪奇貸本収蔵第三号竹内寛行編

2018.5.7記