実録少年マガジン編集運戦記 宮原照夫著講談社を読む

2005年12月12日 1刷発行 10年くらい前に購入していたのですが、なかなか読む機会がありませんでした。初夏より少しずつ読み進めてやっと完読。540余ページは厚いですね。少年マガジン創刊秘話、ヒット作や著名漫画家の裏話なども面白いですが、著者による日本漫画発展史的な側面もあり、日本のコミック文化を考える上でマストな一冊かもしれません。戦後マンガ史を語る、これが、そう単純では無いことに想像が至る人が絶対的に不足している、と常々考えているワタクシです(苦笑)。佐藤まさあきのでっかい奴、に触れて欲しかったなあ・・・なんて野暮な事は言いっこなしです(苦笑)。漫画というメディアの本質に迫りたいという著者の意気込みが伝わってきます。 2018.9.6記すブログ用 (4)-1280