まんだらけZENBU96号 貸本「街」の特集が凄い

毎度毎度見るだけになっている、まんだらけゼンブ、先週届いた96号も、やっぱり見るだけというか、物欲しそうに眺めてる・・ですね、苦笑。

影と街、古本市場では圧倒的に影の方が入手しやすいですが、街の方が作家がバラエティーに富んでいる印象がありますね(個人の感覚ですが)。最終号は63号と影の半分程度と短命だったかと思いますが、街を足掛かりにしたクリエイターが数多く出ておりまして、マニア心を刺激する存在かと思います。63号でも十分長命ではありますが・・・。

96号は、街1号から20号まを取り上げています。刊行時期は1957〜1958年(昭和32〜33)に相当するのですが、劇画工房旗揚げが1959年(昭和34)1月であることを考えれば、この二年間こそが、マンガ表現の変化(進化)を考える上で、極めて重要な時期なのかもしれません。辰巳さん、松本さんなどが、既存の漫画表現からの脱却を図り実験的な取り組みを数多く行ったのがこの時期なのかと思います。

しかし、二冊くらいでいいから入手したいなあ・・苦笑

まんだらけZENBU96

2019.12.18記す