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昭和史 (水木しげる漫画大全集)/講談社

全8巻。講談社漫画賞受賞作である事からも、この作品の面白さは容易に想像がつくわけですが、なかなか読み終えられません。昭和史の”学習”も兼ねよう、などと、ある意味”不謹慎”な事を考えているのが、読み終えられない原因の一つではあります。要するに、簡単に読み飛ばすのが憚られるような雰囲気が濃厚……勝手に自分がそう思い込んでるだけなんですが。
水木先生の”常人離れ”したところは、何を今更というか語り尽くされた感がありますが、人並み外れた体力というか生命力、宗教家のような存在感、そして情報整理力の高さと絵のうまさ……人間として桁外れのスケールの方ですね。実際、アカデミックな世界なり政治の世界なんかでも大成したんではなかろうか?などと凡人なワタクシは思うわけですよ。水木先生の一流のユーモアというか照れ隠しに幻惑されているように思うのです。