2017年5月3日、4日 都内遠征の記録

せっかくのゴールデンウイークという事でどこかへ出掛けようと、都内プチ旅行へ。詳しく書き残しておきたいところですが、これを書き始めた(写真整理含め)のが翌年2018年1月ということで、かなりに怪しい記録(記憶)です。幸いにも金銭出納記録だけは、そこそこ正確に残っておりまして、それを頼りに、ダラダラ書き綴ってみます(汗)。

 だいたい6時半の普通電車、いわゆる各駅停車ですね、で都内へ向かいます。電車を待つ間に軽く腹ごしらえ、という事で缶コーヒーと調理パンの類いを、観光土産も売ってる駅前のコンビニで購入して食べます。特急列車で行く選択もあるのですが、いろんな事情、状況を総合判断して今回は普通電車を選択。

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乗り込んだ電車の車体をきまぐれに写真撮影したりすると、にわか鉄道マニア(いわゆる鉄オタ)みたいで昂りますね(少しだけ・・苦笑)。車内での数時間、特急利用の場合の2倍近くの時間・・・何をやって過ごしていたのか?全く記憶が無いです。読書か?スマフォで将棋か囲碁か?

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2017年5月3〜5日中野サンプラザで開催のまんだらけの『大まん祭』にて行われるトークイベントが、最初の目的イベント。『ひばり書房社長 安藤雄二氏の残した『自・分・史』をもとに創業から閉業までの歴史を辿るトークイベントで題して「安藤雄二とひばり書房1947 ~ 2004~恐怖を売り続けること五十七年!怪談はひばりから本物が出ます~」です。
 
 中野駅から会場の 中野サンプラザ13Fまでの道すがら、早めの昼食という事で入ったのがタレかつ丼のお店です。かつ丼が大好物なモノでして、ビンボウ臭いのかプチリッチなのか?微妙というか?所詮丼ものなのでB級グルメっぽい事は間違いないでしょうが、いろんな事情で(苦笑)、外食の機会がそう多くは無い身としては、本格的な新潟のタレかつ丼は初めての一品。かつ丼、とカタカナでは無くひらがな標記であるトコロも気になるトコロです。

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830円(多分税込み)のタレかつ丼は十分に満足のいくものでしたね。東京都内で食べる、新潟のタレかつ丼というのも微妙な気がしないでもないすが、さすが東京なのか?B級グルメとしての新潟のタレかつ丼の知名度?の高さなのか?本格的タレかつ丼を楽しめたかと思います(多分)。小規模ながら品の良いお店で、開店したかしないくらいの11時ちょうどくらいの来店にも快く対応してくれました。まあ、天丼の天ぷらの代わりにカツが乗っている、といのが大雑把な「商品説明」になるかと思いますが、カツの下には直接白ご飯があるあたりは、名古屋のみそカツに似ているかもしれませんね。

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中野サンプラザではタクサンのイベントが行われていました。まじな話、都会のイベント会場やギャラリーなどを訪れますと、いわゆる、『田舎者・いなかもの・イナカモン』モード発動というか、場所違ってるんじゃないの?なんか場違いなところへ来てしまったぞ?雰囲気がハイソだなあ?とか、落ち着かない気分になってしまう事が多いです。中野サンプラザ前の広場で記念自撮りです(苦笑)。
 

 さて、まんだらけ『大まんさい』です。恥ずかしい話なのか?残念な話なのか?大まんさいに出掛けて来たのは、これが初めて。あっ、情けない話というのもピッタリかも(苦笑)。トークイベントが始まるまでの一時間、会場内をあれこれ見学。まんだらけ誌に掲載があり、それらを事前に確認しておいたので、ああ、これが例のヤツの現物かあ?的な場合が多かったですが、多くのジャンルにおける最高レベル、最先端なモノばかりで圧倒されっぱなしですね。とは言うモノの、ある程度、そのジャンルに詳しくないと、その市議さも分からないでしょいけど。

 ひばり書房と安藤社長に関するトークイベントは、非常に興味深い内容でした。聞きに来るお客さん~ファンの方もマニアというか、濃い?方ばかりのようで皆さん真剣そのものでした。また、まんだらけの関係者の方々と思われる方たちが、ケッコウな数おあつまりのようでしたが(たぶん)、サブカルチャーを極めた方が出す強烈なオーラ(というのか?)を感じましたね。正直、ひばり書房の出版物に対して、格別大きな知識、興味、感心等を持っている分けでは無いのですが、漫画文化全体に興味関心がある自分にとっては、興味深い話題ばかりでした。

 その後、国分寺へ向かいました。辰巳ヨシヒロ氏の墓参が目的です。事前に駅からの行き方などを調べておいたので、まあ、そこそこすんなりと目的地に着きましたが、やはりスマフォだより。関東平野の中にあるのでしょうが、都会という感じはしません。かと言って自分が普段暮らしている場所とも明らかに違います。

 辰巳さんの墓参・・、お会いした事はあるし、何度かお話もさせて頂いた、でも実際問題としてリアルに関わったというか、生活なり、時間を共有した事は無い分けで、東京の何処かに住んでいる好きな漫画家という非・リアルな存在のままのような気がします。正直、自分の日常からかけ離れた存在であるが故に、生前と没後の境界が自分の中では、どうにも曖昧です。

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辰巳さんの墓参の後は、「伝説の」と形容しても良さそうな「名曲喫茶 でんえん」。永島慎二氏の名作「漫画家残酷物語」にも登場する、昭和30年代の貸本マンガを語る上で欠かす事が出来ない場所と言えるでしょう。レトロな店内は、とにかく「懐かしい」ですね。貸本マンガ関連の書籍、クラシック音楽や美術関係の書籍、建物、調度品、全てのモノから、「お店の歴史が感じられます。

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夕食は、新宿にて。

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とん丼というメニュー名ですが、カレー丼です。

 

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こちらは翌日の遅めのブランチ。この後、まんだらけ中野店げ寄りまして、7冊ほど購入。

・佐藤まさあき みなごろしの歌 ゴラクコミックスB5雑誌増刊形式
・黒須喜代治死人切符 死絵奇談 グッピー書林plus復刻版2015年A5版(新刊購入)
・怪奇貸本収蔵館第一号南竜二編 グッピー書林plus復刻版2014年A6版(新刊購入)
・もがきの政 ほんまりう/ゴラクコミックス/B6、1992年平成4年11月
・A5版貸本¥220 青春別冊No.9ヒロ書房第一文庫/収録作者(峯岸ひろみ、すぎやま・明、三智伸太郎)
・A5版貸本¥170 モーゼル96第10号 収録作者(佐藤まさあき、望月あきら、高橋まさゆき)昭和38、1963と推測。
・娼婦ナオミ夜話 さいとう・たかを、リイド社箱入り・A5版/1986年

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翌日の帰途の常磐線水戸駅にて食べたそば。リッチ(苦笑)に天ぷら+きつね、です。

2018.2.1記載。