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巨人の星~さいとう・たかを

先週、三鷹市で見てきた川崎のぼる展で購入した展示図録を読んでいます。夏目房之介先生の解説に、巨人の星の作画担当者の第一候補はさいとう・たかをであり、第二候補が川崎のぼるであった旨記載がありました。 2005年刊行の宮原照夫著「実録!少年マガジン」を参照(引用)してるようです。

さいとう・たかを氏が「登場キャラの親子関係がシックリこないから断ったら、他の人が担当して大ヒットになった」みたいな内容の事を書いていたか、語っていたのを読んだ記憶がありまして、巨人の星?と、その時は思った事があります(大分前、2000年より前)。ああ、やっぱりそうだったんだ、と納得した分けです。

この図録にも紹介されていますが、川崎氏のマンガ家としてのキャリアのスタート(の一部とするのが適切でしょう)が、さいとう氏の製作助手としてであったというのも興味深い事実です。単行本『赤い三角部屋』(1957・昭32/日の丸文庫)には、「さいとう・たかを作並構成 川崎のぼる製作助手」とクレジットされている。

さいとう氏が、巨人の星の作画を引き受けたらどのような事になっていたでしょうか?梶原さん、さいとうさん、川崎さん、それぞれに多くの熱心なファンが居りますので、軽々に、このような場所で何かを書くものでは無いのかもしれませんが(苦笑)、いろいろ妄想してしまいます(苦笑)。

梶原氏と、さいとうプロは共同で仕事した事があるのでしょうか?恐らく無いかと思います(未調査ですが)。作品の出来不出来以前の問題で、制作進行上の問題が発生したのでは?というのが、ハクダイの見解です。上記で紹介した親子関係云々の理由は、あくまでも建前的なモノで実際は「原作付きの連載」という所にさいとう氏が「ひっかかり」を感じたのではなかろうか?ハクダイとしては、そんなふうに想像しますね。

8月13,14日と都内へ行ってきました。その3

その2よりの続き

翌日は9時40分頃には三鷹駅に到着しました。三鷹市美術ギャラリーで開催の川崎のぼる 汗と涙と笑いと の会場時刻の10時まで、駅前でブラブラして時間をつぶし、10時数分後には会場入りしました。

メモを取りつつ、丹念に1時間40分くらいかけて展示物を鑑賞しました。個人的に気になったのは、次の2点 ①私家本(私家版)の川崎のぼる復刻作品集が置いてあった。販売価格の記載が無いところから、流通させない事を前提で製作されてモノのようです。 ②貸本マンガ時代の作品の展示~生原稿では無く、貸本漫画原本の展示。生原稿が残っていれば良いのですが、なかなか難しいようですね(やっぱり・苦笑)。

三鷹をあとにしてからは目白駅~都バスで、トキワ荘跡地を今更ながら訪問してみました。伝説のあの「松葉」で、チャーシュー麺を食べて、トキワ荘お休み処で、丁寧な解説をして頂く、という贅沢な時間でした。

目白駅までの復路も都バスに乗りまして(歩けそうな距離ですが暑いしぃ)阿佐ヶ谷へ。ギャラリー白線での凡天太郎展 凡天太郎の宇宙、を堪能。実際、凡天作品はビギナーなんですけどね(苦笑)。

中野まんだらけでは、今更感70%くらい(苦笑)ですが、次の3冊を購入、 ①真樹日左夫全漫画原作Vol.1、②凡天、かく語りき 凡天劇画会 ③マンガ文献研究5 また、通路に面した棚の中を、30分くらい熟慮の末に4冊購入。

最後の最後に寄った東京駅の八重洲地下街では、くっきんぐパパうまいぞ!!フェスタを開催しておりました。マンガに登場する料理15品を15店舗が再現という、なんとも素晴らしいイベントなのですが、優柔不断な性格と時間が余り無いという理由で、せっかくの機会でしたが、全然関係ない、牛肉そば(ちょっと辛い)なぞを食べたのしてた。そばの盛りが強烈で、付け麺式に、冷たいそばを温かい汁につけて食べる、のですが、とってもイケました。

なんだかんだと帰宅は22時頃。充実した2日間でした。

8月13,14日と都内へ行ってきました。その2

その1よりの続き

六本木森アーツセンターギャラリー52Fで開催の機動戦士ガンダム展 THE ART OF GUNDAM を見に行ったわけですが、会場までたどり着くのが、というかチケット購入するまでが結構大変でした(苦笑)。都会の観光地的スポットには滅多に行く機会が無いものでして、とにかく面食らう事ばかりですて(汗)。

2,000円のチケットを購入して入り口で待つ事10分くらい、やっと会場に入れたのですが、とにかく人が多い多い。こんなの普通じゃん、と思われる方も多いのかもしれませんが、ハクダイ的には、こりゃダメじゃんという感じです。

展示自体は素晴らしいの一言ですね。体験型のシアター?(というのか)としておきますが、初めて経験する臨場感でした。安彦さんの原画の凄さについては、先月(?)朝日新聞紙上で富野さんが語っていたのですが、まさに、その通りで、商業的あるいは製作上、制約の多いアニメーションにおいて、ここまでのクオリティーとは、と素直に感動、驚嘆です。

もう少し混んでなければ、もう少しはユックリみれたかなぁ・・・とへタレなハクダイでした。

六本木を後にして、秋葉原のまんだらけコンプレックスに寄り、親戚周り2件をして、1日目は終了しました。まんだらけでは、これと言って欲しいなあ(というか買えるなあ)というモノは見当たらず。まあ、これはこれで、精神衛生上は悪くないかも(苦笑)

その3へ続く

8月13,14日と都内へ行ってきました。その1

僥倖と言ってよいのであろう、5連休となった(12~16日)ので、13、14日の二日間、都内の親戚を訪ねつつ、あちこち行ってきました。

13日の午前10時頃の高速バスに乗り13時に都内着。予定より20分以上も遅れてのバス乗り込み(渋滞してるんだなあ、やっぱり)で余り幸先の良いスタートでは無いかも?と思っていたのだが、そこそこ強めに降っていた雨が、段々弱くなってきて、バスに乗り込むころには、ほぼ上がっていました。到着自体も30分くらい遅れたけど、まあ、幸先良いスタートという事で(苦笑)。

高速バスを降りて、まずは昼食です。っといっても、やっぱりカツ丼しか頭に無くて(苦笑)。松屋フーズ松乃屋某店にて ヒレかつ(税込み650円)を食べます。基本カツ丼(たまごとじ)はロース派ですが、このようなチェーンの、感触というか雰囲気を確かめたかったので頼んでみました。感想は・・・やっぱりロースの方が口に合うなあ・・・とほほ。味噌汁が、鍋で煮込んでいるような味でしたね(イイ感じ)。

メトロの一日回数券(ワンデーパス)を購入して日比谷線六本木駅へ向います。今回は、スマフォ用の充電バッテリーが見当たらない(新しいのを買うのは癪)ということもあり、出来るだけスマフォに頼らないでも移動できるようにと前日12日に十分な下準備をした(つもり)ので、メトロ乗り換えもそんなに煩わしくないです。都内に出てくる機会は、そう無いので結構面倒くさいというか、大変なんですよ、移動自体が(汗)。

その2へ続く

食の軍師3巻(泉昌之)ニチブンコミックス

平成25年11月初版発行です。いきなり3巻だけ入手したのは分けがありまして、先月犬山市で行われたマンガ収集家オフ会での「リアルオークション」にてGETした一品です。これと合わせて、デビルマンモチーフのレトルトカレー1個も出品されまして、落札1回で、まさに美味しいモノ2点をゲットです。

1、2巻も購入すれば良いのですが、今のところ購入予定はありません(苦笑)。ですが、雑誌増刊号を1冊買ったことがあり、内容がカブっていたら少しイヤだな、と少し心配したのですが(苦笑)、カブっていませんでした。

実はこの本、漫画ゴラク50周年記念として、某新刊書店で著者サイン+イラスト入りの新刊として販売されたモノです。泉晴紀先生(作画担当)、久住昌之先生(原作担当)両名のサインが入っているところが重要なところですね(苦笑)。

食べ歩きの達人の主人公は、軍師「諸葛亮孔明 from三国志」となって名店を訪れ、攻めること=食うこととして、食に戦いを挑みます(ひとりで盛り上がってるだけですが、苦笑)。

基本各話ごとに孔明先生が前説的に登場しますが、あくまでも、主人公は、トレンチコートに帽子スタイル(帽子の種類は分からない)の青年です。青年は、コートも帽子も身に着けたままで、食と格闘します。そして、敵役・カタキヤク・的存在の男・力石が登場します。この力石にヤラレる~負けた的なオチが多いのですが、そもそも勝ち負けのルール自体がアイマイなのですから(当然ですね、苦笑)、読む人によっては、微妙な読後感が残るかもしれませんね。

登場するお店については、(明言できませんが)、実際に存在するお店を参考にした架空のお店のようです。ですが、明らかにモデルは、あのお店だな?と少し詳しい人なら(あるいは、幾分かの配慮を以ってweb検索すれば)分かる仕組みになっているかと思います。

この主人公のように、食の事がメインで人生を送れたら幸せでしょうね。ハクダイはまだまだ修行が足りませんわ(苦笑)。

都会はイイナぁ・・・やっぱり、地方住まいは、つまんないやぁ(そればかりではないですが)と思わせてくれます。ああ、あれもこれも食べてみたいです(涙)

食の軍師