カテゴリー別アーカイブ: ハクダイのブログ

エスとかユリとか(苦笑)

先日、とある場所で、とある若い女性との会話でユリのマンガについての話になりました。ユリ?エっ何?っていう感じだったのですが、その女性と話すうちに、なんとなく状況が分かってきました(なんか、そんなワード聞いたことあるなあ、みたいな感じで)。途中から脇で聞いていた某女史の言う「エス」というキーワードも、ああ、なんか聞いたことあるなあ、とオボロゲな記憶が蘇りました(苦笑)。

その後、webで改めて意味を確認してみたのですが、

・ユリとは「百合」の表記であり、女性同士の同性愛~レズビアン(それらに近い親密な関係含む)

・エスとは、sisterまたはsisterhood の頭文字に由来。主に戦前の女学生同士の親密な関係を指す。

言葉とその意味というのは、時代によって変るので、エスと百合(ゆり)も特定の期間(時代)に使用された用語で、百合≠エス、では無いでしょうが、百合≒エスとしても差し支えないでしょう。

中学生の時だったろうか、いわゆる学級文庫的なモノで吉屋信子の著作を読んだ事があり、内容は全く覚えていませんが、そこそこ、面白く読んだという記憶だけはあります。クラスメートの女子に、面白かった旨伝えたら、彼女は、どこがぁ?みたいなリアクションだったのを覚えています。(そのクラスメートも読んでいたようです)。これが、まさしくエスを描いた作品だったようです。

近年はボーイズラブ(BL)というのは、そこそこ、一般的なワードになりつつあるように思います。それに対する形でGL(ガールズラブ)という言い方もあるようです。

自分が読んだ事があるマンガの世界での百合を考えてみたのですが、全く思いつきません(苦笑)。佐藤まさあきのダビデの星で、主人公神納達也が、拉致監禁した女性二人に、ある行為を無理強いさせる話がありましたが、これはハード過ぎるというか、異常者的なテーマというか(苦笑)、ちょっと違うかも(苦笑)。

武士道ジェネレーション 誉田哲也を読む

自分にしては珍しく、誉田さんの本を読むのはこれが6冊目です。疾風ガール、ガールミーツガール、武士道16,17,18・・・そしてこの武士道ジェネレーション。なんだか、とても分かり易い人ですね、ハクダイという人は(汗)。楽天koboちゃん(電子書籍)で購入して、ほぼ二日で読み終えました。初日は深夜2時過ぎになるまで没頭してしまった(苦笑)。

主人公の女子高校生二人のその後、という事になりますが、大学卒業後の二人の進路が妙に説得力がありますね。というか、主人公二人の造形が確かなものとすれば、これが当然という感じなのかもしれないですが。著者の構想には、更にその後も入っているように感じます。

歴史認識の問題が重要なポイントになっているのは、作品のテーマが「武士道」であるからして当然の帰結なのかもしれないですが、問題に触れる事自体に賛否があり、主人公の考え方(解釈)自体にも賛否あるでしょうね。

香織の婚約後について、一切触れられていないまま終わってしまいまして(見落とし?)、意図的なものなんでしょうかねえ(苦笑)。

主人公たちと同年代の愛読者も多いでしょうけど、主人公たちの親の世代の愛読者も少なくない、と思っています。

地元ではお祭りが続きますが

あんまり地元のお祭りとは関係ない、残念なハクダイです。

二週続けて土日は活字本を読み漁って終わってしまった感があります。というものの、読書に飽きるとスマフォでSNSとかテレビを見たりと集中力に問題ありですが。

夕方には近くの図書館で5冊も借りてきちゃうし。

JR車内にて

どうも、ここしばらく震度3~4程度の地震が多くてイヤぁな感じです。

昨日は、電車で地域のお祭りに出掛けてみようと駅に向かったのですが、地震のせいで、予定が大きく狂ってしまい、ちょっと残念でした(総体としては楽しく過ごせたから良しとしますが・・苦笑)

地震発生18:25頃~ 徒歩で最寄駅へ向かうために家を出る18:45~電車に乗る19:00~目的の駅着19:10~お祭りの街へ繰り出す19:15

のはずが、徒歩で最寄駅へ向かうために家を出る18:45~電車に乗る19:45~目的の駅着19:55~お祭りの街へ繰り出す20:00、と45分も時間損した感じです(涙)。

でも悪い事ばかりでは無くて、その遅れた電車の車内で久しぶりに、知人のIさんに会ったのでした。なんだかんだ30年くらいの知り合いです。Iさんの、お勤め先は知ってはいたのですが、実際にどんな事をしているのかは?これまで聞いたことが無かったので、この機会にと、いろいろと聞かせて頂きました。

鉄オタの方が聞いたら、羨ましいかもしれない?なんとも渋いというか地味というか、でも大事な仕事でした。仕事って何?職場って何?会社って何?と考えさせられましたね。

しかし、夜になると、それなりに涼しいのですから、ありがたいす(苦笑)

すがやみつる先生にお会いしました(嬉)

暑いですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?

毎日イッパイイッパイのハクダイですが、某日某所で、あの「すがやみつる」先生と食事を共にする、貴重なお話しを伺う、という僥倖に恵まれました。場所日時等は、すがや先生や関係者の方に迷惑がかかるような事が起きるかもしれないので、内緒にさせて頂きます。

すがや先生、現在は、京都精華大学マンガ学部にて教鞭を取られております。ここでハクダイが書くまでもなく、大ヒット作「ゲームセンターあらし」の生みの親であり、PC(かつてはマイコン、と言いましたかねえ)又はいわゆるのITの進歩~普及にいち早く注目して、それらのマンガによる入門書の類いなどを数多く手掛けられてきた方です。1983年には、『ゲームセンターあらし』『こんにちはマイコン』の両作品で「小学館漫画賞児童漫画部門」を受賞されています。

また、モータースポーツ(いわゆるF1など)にも造詣が深いことでも知られます。

参考 ウイキペディア  ⇒ すがやみつる

貸本漫画を読んだ少年時代の思い出、江波じょうじ先生のアシスタント時代、石森プロでの仕事など、とても多くのエピソードを伺うことが出来ました。業界の慣例として”秘密”な事もあるでしょうから、あえてここでは触れませんが、あの作品の新書判単行本化における、トレース作業の話題などもあり、興味が尽きませんでした(いわゆる公然の秘密であり、マニアならとっくに知ってるよ、的なオチが付いたりするかもしれませんが・・苦笑)。

ハクダイ個人の思い出としては、実は「あらし」は、あんまり興味無くてですね(苦笑)、「あらし・ヒット時期」には、なにかと”面倒くさい”ハイティーン時代でして(苦笑)、こんな子どもじみたマンガ読めるかぁ(アニメを見れるかぁ)みたいな時期でして・・・・・汗。すがや先生といえば、仮面ライダーのコミカライズが記憶に残っています。

そして、やっぱり、すがや先生といえば、「漫画で億万長者になろう!」ですね。1984年に刊行された本ですが、リアルタイムで新刊購入し、興味深く読んだのを鮮烈に覚えています。副題として、儲かる漫画をかく10講座とあり、第1章タイトルが「漫画はベンチャービジネスだ!」のこの本、amazonではプレミヤ価格になっていたりしますが、30年後の今でも示唆に富んだ刺激的な「漫画入門書」になっていると思います。

ハクダイの無遠慮な質問にも嫌な顔ひとつせず、丁寧に対応してくださった、すがや先生、ほんとうにありがとうございました。

すがや(漫画億万長者) (1)

 

ハクダイの蔵書のカバーをスキャン。

 

すがや(漫画億万長者) (2)

 

カバー(後ろ)と見返しはすがや先生の御写真があります。

本体は天地と小口が赤く塗られていまして、紙質も「あまり良くない」、いわゆる「ざわばんしに近い」モノです。洋書の「ペーパーバック」に近い造本かと思います。