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「別冊漫画ゴラク」2014年7月号 日本文芸社 360円

「男塾外伝」、平松伸二作品があり集英社感を感じてしまうのですが、相原コージ作品もあって、なかなか微妙ですが、やっぱりゴラク、といった印象の読後感でした。
 個人的に印象深かったのは……
 1.「じこまん ~自己漫~」玉井雪雄 
初めて知った作者ですが、ハクダイとはかなりに同世代でしょう。自転車モノなのかエッセイ風なのか、よく分かりませんが、もっと読みたい。自分の娘の事を取り上げているのだが、愛情に溢れている。
 2.「はぐれアイドル地獄変」高遠るい
 AVみたいなネタですが(苦笑)、女性作家らしい視点があって楽しめる。
 3.おもいで停留所~バスに君が乗っていた頃~ 池田邦彦
この作家さんも全く知りませんでしたが、キャリアは長そう。常磐中央交通常陸大野駅前営業所、と作中出てきまして、おおっ、近く?みたいな親近感が(苦笑)。松本正彦的な雰囲気を感じますねえ。
 4.「あの夜のささやきが。」艶艶
R18の作家という理解が正しいかどうか分かりませんが、この作者さんはアクションピザッツアで読んでいたように思う。人間ドラマとして、興味深く読んだ。しっかし。「こーんなクソ田舎なのに、色んな女がおるわなァ」というセリフに感じ入る。
 5.「Z ゼット」相原コージ
パニックホラーという言葉が扉にある。劇場用映画になったようで、納得の面白さ。
6.「ザ・松田 超人最強伝説」平松伸二
いわゆる「外伝」的な作品なのでしょうか?まったくの想像ですが、主人公松田が登場するオリジナルがあるように感じます。
某国某政権と、そのエネルギー政策に関して、バカバカしいくらいの皮肉が小気味良いですね。下らん、マンガだよマンガ……という物言いが、かつて確実にあった、ものですが(苦笑)、まともに論じる方がバカを見るくらいのバカバカしさ故に、主義主張がストレートに伝わってきます。最終話「松田、主張する」でした(笑)。
7.「麻雀覇道伝説天牌外伝」原作・来賀友志、劇画・峰岸信明
最新刊27巻、本作は73巻、……うーん、この数字はダテではない。
ちなみに、ハクダイは麻雀打てません、ルール分かりません……それでも面白く読めてしまう作品です。
 アウトサイダーモノが成立しにくい時代だと思うのです、近年は。ギャンブラー黒沢の生き様、ロマン感じますね(アナクロっていうのになるのかなあ?近年は)。

上は 別冊漫画ゴラク 2014年 12月号。