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「グランドジャンプ 2014年No.11」2014.5.21 新刊雑誌

月2回で通巻60号だから、2012年の創刊になるのかな?初めて読んだ雑誌かも? 実は、個人的には集英社さん出版のマンガとは波長があんまり……なハクダイなので、あんまり期待していなかったんですが、楽しめました。少なくとも先週読んだスピリッツよりは波長が合いましたね。
竹谷州史は「皆殺しのマリア」を全部持っていたので馴染みがあったのですが、テレビドラマ放映中だけあって、ぐいぐい読ませる面白さのスモーキングガンです。 「キャプテン翼ライジングサン」は、あんまり思い入れのない世代なんですけど(個人的にです)、慣性が働きますね、これは。 特別読切「しあわせゴハン 魚乃目三太」はサイレントマンガなんですが、松本正彦の駒画的な雰囲気がありますね。こういう雰囲気ハクダイは好みです。 猿渡哲也の「ロックアップ」、近年の作品らしいプロレスものだなぁ、と思いつつ読みましたが、こういう世界もあるかもなぁ?という虚構を楽しめますね(チカラ入ってていいですね)。 「王様の仕立て屋~サルトリア・ナポレタ-ナ~」は(原案協力・監修者のクレジットがあります)、柔らかな画風で描く人間ドラマで、服の楽しみを考えるには良いキッカケの作品ですね。  「江戸川乱歩異人館」、しっかりしたオリジナルがあって、実力派が描くと面白くない訳ないんですよね。基本、ハクダイは江戸川乱歩好きなもので。しかし、乱歩モノのマンガって近年も結構ありますよね? 高橋ツトム……この作家は、気になるんですよねえ……個人的にはあんまり馴染みのないジャンルなんですけど。ミステリー?ホラー?説得力あります。