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声でつづる昭和人物史:さいとう・たかを

NHK第二放送のカルチャーラジオ ラジオアーカイブス「声でつづる昭和人物史 〜声でつづる昭和人物史:さいとう・たかを1、2 ということで、 2024年2月19日、2月26日に放送がありました。(それぞれ30分)。

 解説はノンフィクション作家の保阪正康さん、聞き手は宇田川清江さんで、NHK保管の当時のアーカイブスをそのまま放送する分けでは無く、現在の視点で保坂さんがあらためて解説します。

 宇田川清江さんという方、どのような活動をされている方なのか全く存知あげないのですが、漫画/マンガというメディアに対する認識が古いというか、いかにも昭和の常識人という感じですね(あくまでも個人の感想、そして私自身はそういう考え方を否定はしませんが、近年の若いリスナーさんにとっては逆に違和感があるかもしれません)。ですが、さいとう・たかを氏の打ち立てた金字塔~ゴルゴ13連載50年超~の凄さが際立つという皮肉的な結果となっているかもしれないですね。昭和平成令和と続く半世紀、スゴイ長期間ですよ(苦笑)。

 ゴルゴ13の長期連載を可能にしたものは何なのか?は考察に値するテーマだと改めて思いますね。

 しかし、漫画家は垢を落とさないと生き残れないと説かれた高校生の漫研の人たちに、同情しちゃいますね。雲の上の存在である大人気作家の漫画家先生に、そう説かれてもねえ(苦笑)。

以下は番組サイトよりテキストをコピーしました。


「声でつづる昭和人物史 〜さいとう・たかを」1

「わたしの青春ノート」 教育テレビ 聞き手:佐藤敏彦アナウンサーと杉並高校漫画研究会

劇画家のさいとう・たかをは和歌山県の生まれ、終戦後、アメリカのコミック本に夢中になります。家業の理容業を引き継ぎますが、漫画家になるため21歳の時に上京し、仲間たちと「劇画工房」を結成します。昭和62年5月に教育テレビで放送された「わたしの青春ノート」では、漫画との出会いや、プロの道に入るキッカケについて、また問題児だった中学時代、その後の人生に大きな影響を受けた担任の先生のことを話しています

「声でつづる昭和人物史 〜さいとう・たかを」2

「日曜喫茶室 絶滅保護種・いい男」 平成13年5月6日 FM 聞き手:はかま満緒

劇画家のさいとう・たかをは、24歳の時に制作会社「さいとう・プロダクション」を設立し、分業体制で「劇画」を制作する仕組みを作りました。この体制で制作したのが、その後大ヒットした「ゴルゴ13」でした。平成13年5月にFMで放送された「日曜喫茶室 絶滅保護種・いい男」では、自身の原点である戦争体験や「ゴルゴ13」制作のいきさつ、またその主人公の「デューク東郷」の人物像についても詳しく話しています。

2024.4.6アップ。