佐藤まさあきの代表作の一つである「堕靡泥の星」は、 にっかつ にて映画化されている。DVDパッケージも流通していたのだが入手するタイミングを逸してしまい、なかなか見る機会が無かった。2025年に入ってから、amazonプライムで見れることが分かり、今更ながら鑑賞してみました。
映画.com の該当ページ → https://eiga.com/movie/68841/
上記サイト記載の基本情報は次のとおり。
1979年製作/100分/日本 配給:にっかつ
劇場公開日:1979年10月27日
また、上記サイトには二件のレビューが投稿されております。どちらも映画というメディアに疎いハクダイとは大違いの、興味深い感想、的確な情報整理を提示しております。佐藤まさあきという作家理解のためにも、是非一読をお勧めします。
ついでにamazonのDVD販売のレビューもリンクを貼っておきます
https://www.amazon.co.jp/dp/B00CWXZC92
ハクダイなりの感想。映画という表現メディアには、あまり思い入れが無く、そして「ポルノグラフィ映画」の鑑賞体験(鑑賞総時間)は、圧倒的に少ない(多分)です。
1979年、昭和54年の公開ですが、2025年、令和7年の現在の方が、原作に忠実な映像化がしやすいように思いますね。これは、あくまでも突き抜けた作品でも、それなりのマーケットがあれば商業作品として流通させ易い時代になった、という意味ですが・・・。けっきょくのところ、ある程度の利益が見込めなければ、製作できない事には変わりないのですが。
公開の1979年から40年以上を経た今となっては、マンガ家佐藤まさあきの名を知る者は少ない。しかしながら、ピカレスクロマンものの系譜にあっては、重要作品であることは間違いと言えるだろう。世代を超えて読み継がれる事の困難さという事になるのだろう。
いわゆる悪漢小説、ピカレスクロマン、近年でいえばダークヒーローものでしょうか? 一定の需要があるのでしょうが、そういった作品が主流になり得る時代というのは、社会全体が過渡的な状態にあるものなのかもしれません。
2025.3.11 1アップロード