さいとう・たかを Takao Saito
紛れもない、劇画のエース。分業体制によるマンガ製作を確立した先駆者である。1968年(昭43)より連載が続く代表作「ゴルゴ13」は国民的なモンスター作品となり、ファンも多い。現在も現役のマンガ家として活躍している。
ゴルゴ13の生みの親 さいとう・たかを氏本人及びその作品について、ここで多くを語る必要はほとんどないと思う。まぎれもなく「日本一著名な劇画家」であり、コミックの巨匠、マンガ界の大物、重鎮……。ここで「さいとう・たかを」に … 続きを読む |
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さいとう・たかを氏は、「商業性」を重視するプロデューサー的な側面を多分に持ちえる作家だけに、「作家自身が描きたい作品」と、「読者の支持率が高い=商業的に価値のある作品」との違い、その距離 … 続きを読む |
さいとう・プロが貸本マンガ時代、貸本向けに刊行した短編誌的(雑誌的)な性格の「ゴリラマガジン」は、1962年(昭37)から1966年(昭41)の間に47冊(集・号)発行された。マンガ・劇画家が自ら興した出版社が発行した「雑誌 … 続きを読む |
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「劇画」という用語が時代のキーワードとなっていた時期が確かにある。「劇画」について定義づけをするのが容易な作業ではないことは百も承知であるが、「劇画」を世の中に浸透させるために最も功績のあった人物を1人だけ挙げ… 続きを読む |