カテゴリー別アーカイブ: ハクダイのブログ

辰巳ヨシヒロ 大発見

2002年に青林工藝舎から刊行されたこの「大発見」は、13作品を収録した辰巳ヨシヒロ入門には最適な1冊(何冊かのウチの1冊)か?)と思います。書籍タイトルの「大発見」は、収録作の「大発見」からきています(他の意味合いも持たせているようですが)。

個人的な事ですが、腰痛、ひざ痛に長年悩まされており、テレビの健康番組等で腰痛対策~改善、予防等の簡単な体操などの情報には直ぐ飛びつきます(苦笑)。まあ、あまり激しいモノなどは自己判断が難しいので、手軽に出来ていつでも止められる、日常生活に簡単に取り入れられる、などが大事なポイントになります。(なんとも、ヘタレですね)

二、三週間ほど前にテレビで後ろ向きに歩くと腰痛~ひざ痛に良い、なんでもつま先に力を掛けられるから?、という情報を入手して、さっそく試しております。今のところ、それなりに続けられてます・・・・。いつまで続きますかねえ。

後ろ向きに歩く、まさに、この「大発見」の主人公ですね。転倒したことが切っ掛けなのか?失意にあったサラリーマンは後ろ向きに歩く、という生活をスタートさせる。後ろ向きに歩く事の理由は何なのか?ふざけているのか?真剣なのか?男の真意はつかみどころが無いのだが、時間を巻き戻せる~若返りの秘策である、とこっそりと秘密を打ち明けるのだった。

読者に解釈を委ねるような、ぼんやりした作品かと思いますが、ユーモアものとして考えれば、なかなかに深い作品かと思います。

2018.11.19記す。大発見蔵書はグラサン紙仕様です(苦笑)。

 

 

 

山松ゆうきち 原色ギャンブル図鑑を読む

劇画キングシリーズ 520 発行はスタジオシップ、発行者名として小池一夫さんの名前があります。本体に発行日の記載は無いのですが、カバーには1990年3月10日初版発行とあります。

 約20ページ程度の作品が12編ほど収録されています。雑誌掲載時は、シリーズ連作的な体裁だったのかもしれませんが、この単行本から得られる情報は上記に書いたことが全てです。

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1989年に昭和より平成へかわるので、昭和の最末期(昭和60年代)、西暦でいえば1980年代後半に描かれた作品が多いと推測します。

ギャンブルとは縁遠い作品も1編ほどあります(日本から来たチャンピオン)←実録的なボクシングモノ。ですが、残る11編は、ギャンブルにまつわる人間模様、あるいはギャンブル好きな特殊な?特異な?人間の生態を描いております。

単なるバカ話として構想された作品が多いのかもしれませんが、平成末期の、今の視点から考えると、妙にリアルだなあ?という感想を持たざるを得ません。こんなバカなことは滅多にないよね、まるでマンガですよね・・・軽い娯楽モノとして描かれてた側面が強いのかもしれませんが、ああ、あるよねこういう事、と妙に納得してしまう作品ばかりです。

山松さん自身は、平成の三十年間で世の中なり日本人の暮らしぶり~心情が大きく変わったと思っているのでしょうか?いや、そんなに世の中変わってないよ・・とあっさり言ってのけるのでしょうか?個人的には、とても気になりますね。

山松さん、やっぱりた只者じゃあないです。

2018.11.12記す

まんだらけZENBU NO.88が届きました

特集 象

好美のぼる特集 まんだらけZENBU88号。歳のせいでしょうか?まんだらけの届くまでの期間が短くなっています(苦笑)。

象特集とは正直意外な気がしましたが、パラパラめくり進めると結構目に留まるものがありますね。

テレビアニメーション作品・ジャングル黒べえ(ベエ)に出て来たパオパオ、という象みたいな生き物(脚が二本しかない)も象マニアの興味に入るのか?などと考えてしましました。このジャングル黒べえ、藤子作品としては珍しくアニメーション先行作品だったようで(ウイキぺデア情報によると)、藤子作品としては微妙な立ち位置にある作品のようです。1973年昭和48年、自分は小学三年生くらいかと思います。小学館の学習雑誌には連載されていたようなので、アニメも雑誌のマンガも楽しく見て読んでいたかと思います(正直、アニメは楽しく見ていたのは覚えているが、マンガは覚えていない)。

巻末の特集は好美のぼる。特殊な評価をされているマンガ家さん、という言い方は失礼になるのかもしれませんが、平均的な作家、作品というのは、消費されたらオシマイ、という事実は素直に認めなければならないのかもしれませんね。

2018.9.10記す

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実録少年マガジン編集運戦記 宮原照夫著講談社を読む

2005年12月12日 1刷発行 10年くらい前に購入していたのですが、なかなか読む機会がありませんでした。初夏より少しずつ読み進めてやっと完読。540余ページは厚いですね。少年マガジン創刊秘話、ヒット作や著名漫画家の裏話なども面白いですが、著者による日本漫画発展史的な側面もあり、日本のコミック文化を考える上でマストな一冊かもしれません。戦後マンガ史を語る、これが、そう単純では無いことに想像が至る人が絶対的に不足している、と常々考えているワタクシです(苦笑)。佐藤まさあきのでっかい奴、に触れて欲しかったなあ・・・なんて野暮な事は言いっこなしです(苦笑)。漫画というメディアの本質に迫りたいという著者の意気込みが伝わってきます。 2018.9.6記すブログ用 (4)-1280

NHKラジオ カリスマ講師に学ぶ近代文学の名作 全13回

NHKのラジオ番組をスマフォで聴けるらじるらじるのサービスは素晴らしいと思います。

NHK第二のプログラムは、正直魅力的なモノが多いのですが、テレビとは根本的に作り方が違うので(いろんな意味で)、その分、聴きこなすのも労力が必要です。カリスマ講師と冠した番組名ですが、【近代文学史】 広島女学院大学客員教授/予備校現代文講師…出口汪先生が講師です。申し訳ないですが、全く存じ上げませんでした(苦笑)。

 近代文学、この場合は日本の近代文学(明治以降)を指しますが、二十代~三十代は結構、自分の中では、近代文学はそれなりに大きな比重を占めていたことを思い出しました。坂口安吾のちちくま文庫の全集は刊行時に買い揃え、8、9割は読んだはずですし。ですが、近代文学の通史的なモノを学んだのは今回が初めてだったかもしれません。

出口先生の著作を読んでみたいし、他の研究者さんによる日本近代文学の通史的なモノも読んでみたいモノだと思った次第。2018.9.4記す。

NHK カリスマ講師に日本近代文学