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坂口安吾生誕祭117(@新潟県)とJR普通列車旅 2023/10/19〜10/21

●坂口安吾生誕祭117が目的。ついでに帰路は乗ったことの無い只見線含めての全行程JR普通列車で俄か鉄道マニアに。ひと月前に新潟富山遠征したばかりなのでそれなりに葛藤ありですが思い切って出かけてみて正解でした。

 

坂口安吾生誕祭117

 

●2023/10/19(木)

午前中は通常通り勤務し。昼食を取らずに自宅へ戻り、クルマを庭に置いていざ出発。

高速バス:いわき駅前14:25⇒郡山駅前16:05 1,700円

高速バス:郡山駅前17:20⇒新潟駅前20:03 3,200円

高速バスの移動時は、ほぼトラブル無しで順調。昼食はいわき市の御当地ハンバーガーを食べる。いわき駅前バス待合所で、20分くらいの時間調整。郡山駅での時間調整は、ショッピングモールで、カバン、冬物の衣類、食品、来年の手帳などをあれこれ見る。普段ショッピングモールでブラブラする習慣が無いので、これはこれで楽しい時間。バスに乗り遅れたりする心配が付きまとうのが難。新潟行きバスに乗り込む前に、おやつ的に菓子パン1個。夕食は、宿泊先のホテル(新潟駅近く)へ入る前に、お一人様が利用しやすいように工夫された焼肉の店で食べる。アルコール摂取といきたかったが、ノンアルコールの酔わない系飲料+甘いモノとスナックで誤魔化して入浴後早めの就寝。

新潟駅近くのホテル宿泊⇒値段がリーズナブルで感謝感謝、限りなく軽食に近いですが、朝食付きで三千円代はありがたいです。

●10/20(金)

ホテルを7時前に出て、カフェ?でコーヒー(+結局サンドイッチも食べる)タイムでのんびりして、友人知人へのテキストメッセージ作成。

新潟駅よりの路線バス+徒歩数分で「旧市長公舎 安吾 風の館」に9時半頃に到着。

運営スタッフの方や、参加者の方と和やかに雑談のうちに定刻となる。坂口綱男館長の案内で街歩き。小一時間ほどのコースを堪能。坂口安吾が生まれ育った明治から大正にかけての頃とは、開発(宅地造成など)が進んでいるので、大分様子が変わっているのでしょうが、往時に思いを馳せる事ができた濃密な時間でした。

その後館内へ戻り、数十分の講話(坂口綱男さん&会館スタッフ)で「第一部の安吾のふるさとを歩く」は、終了。

・第2部 映像と朗読/講演 会場りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館スタジオ  13:30開始

 昼食は会場のある建物の最上階にある展望台併設のレストランで海鮮丼。日本海を臨める絶景の場所で、持ち込み可のようで、多くの高校生が利用していました。

 以下イベントの感想です(事実誤認などあるかもしれません事ご容赦を。当然ですが撮影録音は禁止でした)

 映像は2本。1つ目は、坂口安吾の生涯をダイジェスト的にまとめたもの、二つ目は、文学作品中の一文を音声により再構成し、そこに新潟の自然風景がかぶさるというもので監督のトーク(ご挨拶)もありました。

 朗読はフリーアナウンサーの女性による安吾作品「信長」の抜粋。

 講演は一時間半を超える密度の濃いもので、「わが人生の坂口安吾」、講師は作家の安部龍太郎先生。

 密度、熱量、内容自体の希少性なり確度、非常に濃密な時間を過ごせました。

 福岡県に生まれ育ち東京都内の区役所に公務員と就職して図書館での勤務。仕事をする上でも坂口安吾と大きな縁があり、坂口安吾と直接交流のあった方より聞いたリアルな坂口安吾像を伺った話。公務員の職を辞して作家として身を立てるまでの事、文学賞選考の実際、編集者と作家の関係性。

 徳に印象的だったのは

 ・白痴はソドムの市を意識した作品

 ・自分自身の力量を精確に見極める事の大事さと難しさ

 ・文学賞レースの過酷さ。応募者と選考で残る人を数字で的確に表現。

 ・チベット仏教?よりの影響 上からみている感覚、現行の価値観への懐疑。(阿部先生自身はインドでの経験で学んだ)


 

 終了後は小雨になっていましたが、路線バスで新潟駅へ。長岡駅までJR移動。あいにく小雨でしたが、駅周辺を少しブラブラ歩いたのちアルコール+スナックを調達。ホテル地近くのそば屋さんで、カツ丼の夕食。どんぶりにフタがしてあって、王道的なシンプルかつ丼で嬉しくなりました。

長岡駅近くのホテル宿泊。軽くアルコールを飲み入浴して10時頃には就寝。

●10/21(土)

ホテル建物にあるレストランでバイキング形式の食事。想定外だが成り行きで。食が進み、ごはん味噌汁系で。

 長岡駅よりのJR移動行程は↓

 

1021sat 長岡⇒いわき 鉄道移動 

只見にて、じゅうねんやきそば、ケバブバーガーを食す。また、菓子パン二つを只見にて購入し、只見線車中で食す。

閉館した青虫まで足を延ばしてみる。複雑な思いで写真撮影。

只見線はあいにくの雨模様だったが、満喫。紅葉の季節は考えただけでも凄そう。一人旅なので、二人連れの乗客さんが羨ましい。

俄か鉄道ファンとしては、やはりキツイ行程でしたが、ふだんの日常生活を離れてリフレッシュできました。


2023.10.28記す。