マンガの論点(中条省平)

マンガの論点 中条省平著を読む その2


副題は「21世紀の深層を読む」の、この本、まだ読み終わっていません。770ページのうち、まだ450ページあたりです(涙)。全く自分の情報処理能力の低さが悲しくなるだけです(苦笑)。現実なので受け入れなければなりませんが、中条先生の10分の1でさえ読めてないですね、マンガも活字も。そしてアウトプットに至っては100倍くらい差がありますね(苦笑)。裏表紙の紹介文に、「現代日本の無意識をあぶりだす」とあり、たかがマンガを読むことで、何をあぶりだすんだって・・とケンカごしになって居る方がおられましたら、ワタクシは声を大にして言ってあげたい。いや、あぶりだせるんですよ、確実に、と。裏表紙の紹介文には、次のような文もあるのだ。

10年前すでに戦争とテロと格差社会を描いていたマンガは、つねに世相の3歩先を映し出す予言の書である

 昭和40年前後、1965年前後に生まれたワタクシ・ハクダイのような世代が、近年の若者が好むマンガ(どうにもアイマイですみません)に違和感を覚えるのも当然ですね。絵空事、という言い方がありますが、想像する絵空事の次元が違うのですよ次元が。

 さらに事態は捻くれていて、ハクダイが感じるような違和感の正体を、たんなる「刺激」としてしか感じない人たちも確実に増えているのは?と推測します(ハクダイの推測ですが)。

しかし、どういった読書層が読むのでしょうか?この本は?まあ、どうでもいい事ですが(苦笑)。