すがや(漫画億万長者) (1)

すがやみつる先生にお会いしました(嬉)


暑いですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?

毎日イッパイイッパイのハクダイですが、某日某所で、あの「すがやみつる」先生と食事を共にする、貴重なお話しを伺う、という僥倖に恵まれました。場所日時等は、すがや先生や関係者の方に迷惑がかかるような事が起きるかもしれないので、内緒にさせて頂きます。

すがや先生、現在は、京都精華大学マンガ学部にて教鞭を取られております。ここでハクダイが書くまでもなく、大ヒット作「ゲームセンターあらし」の生みの親であり、PC(かつてはマイコン、と言いましたかねえ)又はいわゆるのITの進歩~普及にいち早く注目して、それらのマンガによる入門書の類いなどを数多く手掛けられてきた方です。1983年には、『ゲームセンターあらし』『こんにちはマイコン』の両作品で「小学館漫画賞児童漫画部門」を受賞されています。

また、モータースポーツ(いわゆるF1など)にも造詣が深いことでも知られます。

参考 ウイキペディア  ⇒ すがやみつる

貸本漫画を読んだ少年時代の思い出、江波じょうじ先生のアシスタント時代、石森プロでの仕事など、とても多くのエピソードを伺うことが出来ました。業界の慣例として”秘密”な事もあるでしょうから、あえてここでは触れませんが、あの作品の新書判単行本化における、トレース作業の話題などもあり、興味が尽きませんでした(いわゆる公然の秘密であり、マニアならとっくに知ってるよ、的なオチが付いたりするかもしれませんが・・苦笑)。

ハクダイ個人の思い出としては、実は「あらし」は、あんまり興味無くてですね(苦笑)、「あらし・ヒット時期」には、なにかと”面倒くさい”ハイティーン時代でして(苦笑)、こんな子どもじみたマンガ読めるかぁ(アニメを見れるかぁ)みたいな時期でして・・・・・汗。すがや先生といえば、仮面ライダーのコミカライズが記憶に残っています。

そして、やっぱり、すがや先生といえば、「漫画で億万長者になろう!」ですね。1984年に刊行された本ですが、リアルタイムで新刊購入し、興味深く読んだのを鮮烈に覚えています。副題として、儲かる漫画をかく10講座とあり、第1章タイトルが「漫画はベンチャービジネスだ!」のこの本、amazonではプレミヤ価格になっていたりしますが、30年後の今でも示唆に富んだ刺激的な「漫画入門書」になっていると思います。

ハクダイの無遠慮な質問にも嫌な顔ひとつせず、丁寧に対応してくださった、すがや先生、ほんとうにありがとうございました。

すがや(漫画億万長者) (1)

 

ハクダイの蔵書のカバーをスキャン。

 

すがや(漫画億万長者) (2)

 

カバー(後ろ)と見返しはすがや先生の御写真があります。

本体は天地と小口が赤く塗られていまして、紙質も「あまり良くない」、いわゆる「ざわばんしに近い」モノです。洋書の「ペーパーバック」に近い造本かと思います。