薩摩義士伝4

やっと読了。薩摩義士伝全6巻。


平田弘史氏の代表作の本作、一応全6巻という扱いですが未完とするのが適切なのかも?

今頃読んでんだぁ?感が漂いますが(苦笑)、この作品、グローバル化が進む一方(というかそれが起因して?)で格差も拡大している21世紀の今こそ再評価されるべき作品のように思います。

本作の大きなテーマの一つに、個人に対する『全ての集団』というものがあると思います。個人 対:家族~生活基盤的な集団(村など)~藩~国家~地球に住む人全て、人類・・・・というあらゆる存在が。ここには当然、階級闘争という視点も入ってきます。

国内でも海外でも、マンガ全体としてみれば、やはりマイナーな存在なのが『平田弘史』かとは思いますが、今こそ、再評価(というか発見・発掘か?)の時期かもしれません。

ハクダイは力不足なので(苦笑)、気の利いた事は書けませんが、歴史学?政治学?日本史?社会学?経済学?日本文学?・・・無学なモノでよくわかりませんが(汗)、いわゆるサブカルチャーでは無く、メインカルチャー、ハイカルチャーの先生方に論評を書いて頂きたいモノです。

2016.10.13記