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身辺雑記~ねじ式増補版つげ義春 青林工藝舎を購入。


なかなか、マンガ関連の事が出来ない日々が続いていて若干ストレスが溜まっています。まあ、生活のメインは職業というか生活の基礎としての会社勤めがあり(ほとんどの人がそうでしょうが)、そんなこんなで時間は過ぎて行きます。スケジューラで時間管理をしようと思うのですが、結局、SNSやwebでの情報漁りに時間が食われてしまいます。いや、この言い方は適切ではありませんね、自分の怠け心のせいで、何事も進まないだけです。

 ねじ式つげ義春作品集 増補版 青林工藝舎 を買ってみた。つげ作品の代表作の多くは1965~1970年頃に描かれているのですが、もう40~50年前になるのですね。1980年代に傑作と評価されていて30年後にも傑作と評価される、当たり前にようで当たりまえでは無いのかもしれませんね。それだけ、つげ作品の普遍性が高いという事だと思うのですが、つげ作品を「非・主流、だけど凄い」「マニア向けな作家」みたいに理解するのは、ちょっと違うと思います。つげ義春という作家はメインストリームで、人気漫画作家として大活躍できるポテンシャルを持っていた人だと思います。たまたま、大きな商業的な潮流の中に居なかっただけで、マンガという、ある意味特殊な、過酷な業界に身を置かずに、例えば、アートの世界とかだったら、大作家として名声も得られた思います(本人が、望むかどうかは別として)。タイミングが合えば(本人の意向はともかく(手塚さん直系のトキワ荘の流れの作家たちに伍するポテンシャルを持った作家に成りえたと思いますね。

10年か20年後、マスな媒体で、つげ作品を題材した創作物が作られたりするかもしれませんね。例えば、某テレビ局の某ドラマシリーズくらいの市場規模での展開が・・・・。

アイキャッチ画像は青林工藝舎さんサイトより借用させて頂きました。

2018.2.18記す。