谷口ジロー氏の訃報に接して

残念な気持ちででいっぱいです。大ファンというわけでは無かったですが、二十歳前後の頃から親しんできたマンガ家さんですから。関川夏央氏との無防備都市が、自分の十代終わりくらいの感覚には合っていたようで、ややキツイというかハードというか、後の谷口作品からすると、違和感?を感じる方も少なくないかもしれませんが、谷口ジローといえば、無防備都市が真っ先に頭に浮かびます。

ヨーロッパでの評価が高いというのは、良く知られていますが、日本のマンガ市場における立ち位置が、どうにも微妙なのが30年間ずっと気になってきました(大げさでは無く、苦笑)。師匠筋にあたる方がお二人いて、石川球太氏と上村一夫氏・・・・・納得できますが、やはり、傍系感は否めないかと。

久しぶりに無防備都市をひっぱり出してみましょう・・・。

2017.2.12記す。