たまにはビジネス書なぞを読む(苦笑) マーケット感覚を身につけよう ちきりん著


著者ちきりんさんの著書は、実際これが初読ですが、web上で文章(ブログ中心か?)を読む機会は、それなりにあり、見方考え方に共感できる方だと思っていました。

タイトル通り、マーケット感覚を身に付けるために必要な事柄が書かれている本ですが、そういうことは言わない方が敵を作らないのでは?と余計なオセッカイな気持ちが湧き上がってくる箇所も散見されまして、読後充足感が極めて高いのでした(苦笑)。以下、自分のメモ(覚え)的に引用(一部要約)をしておきます。

・市場という言葉とは無縁に見える寄付や援助の分野でも市場メカニズムが働いている。

・多くの日本人にはプライシング(根付け)の経験が不足。自分の基準で、妥当と思える価格を付ける経験は必要で、これにより自分独自の価値基準が形成される。

・「できる」といえるレベルに到達するには、学校的な「習い、覚える」学びに加え、市場的な「実際にやってみて、できるようになる」という学びも不可欠。ところが、最初のステップである「学校での学び」を延々と続け、いつまでも「市場での学び」というふたつめのステップに移行しない人がいる。そういう人にとって「学ぶ場所」として思い浮かぶのは「学校と研修プログラムだけ。これでは、いつまでたっても成果が出せるようにはならない。

・とりあえずやってみる⇒失敗する⇒市場からフィードバックを得る⇒それを参考にして、もう一度やってみる、これらを出来るだけ何度も繰り返す。

・ふたつのSNS 市場性の高いブログとツイッター(不特定多数の発信者と受信者を結ぶ)、知り合い間でのコミュニケーションツール~相対取引的なFBとLINE

・一生ひとつの専門性は無理 10、20年ごと、時には数年ごとに学び直し、一生の間に複数の専門性を身につける必要がある。専門性を身につけた上で、変り続ける必要性がある。

・変化は恐れるものではなく、楽しむもの。必要なのは、変化を自ら感じ取り、進むべき方向を早めに見極めることのできるマーケット感覚を身につける事。

うーん、引用してて、自分が恥ずかしくなってきたぞ・・・苦笑。言うは易し行うは難し(まさに、この言葉通りです)鬼汗。