アフロディズニー表紙

やっと読了 アフロ・ディズニー 菊地成孔 大谷能生 文藝春秋社刊


正直レベルが高すぎて講義者の意図をどこまで理解しているのか疑問というか心配ですが(苦笑)、エッセンスの3割くらいは、ぼんやりですが分かります(多分)。でも、その理解した事を他人へ言葉で説明できるかと言われれば非常にアヤシイですが。

後書(2009年7月)で 「愛と誠」と「ドカベン」実写映画化についての話題(~意見が展開)があって興味深く読みました。人間の方が線が複雑で、人間がマンガに似るわけない(愛誠、ドカベン)。だけど、いまや「ヤッターマン」の実写とアニメは同じで、人間だけど同じ輪郭線。フィギュアを逆にしたような「フィギュアを人間化した女性タレント」みたいな人も出ている。実物とリアルが、少なくてもオブジェクトレベルで逆転。まあ、ざっくり引用要約してみましたが、なるほどなあ、という感じです。

そして、同後書きで、ずばり次のように言っています。以下引用

 大谷 同時にオタクのオーバーグラウンド化もここ二、三年、ほんとにもうすごいでしょう。このままもっと、だんだん、だらしなくなっていくんじゃない?それでいいの?という気がする。引用終わり

全く同感なんですけど(苦笑)。でも、これは、意識しないと見えにくい事かと思います。また、同じく後書きで

以下若干要約しつつ引用 パーティもクラブもカフェも落ちてきて、圧倒的にフェス、子供の延長でいいんですけど、ルールは守ってくださいね、みたいな形で。サークルっぽいでしょう。ものの考え方の基本が学校の教室だという感じ。そりゃあ、確かにジャズとかウケねえだろうなって感じがするわけですね。引用終わり

自分の持っている情報量の少なさもあり、本文は、かなりに難解でしたが、後書きは、それなりに分かりました(苦笑)。世の中は複雑になる一方ですが、なんでもかんでも、サークル的なノリで決まっていくのですね、多分。(汗)。

アフロディズニー表紙