轟先生25集文陽社 (5)-1

轟先生を読んでみる


新聞に掲載されている四コマ漫画が大好きです。記憶がおぼろげですが、小学生5年生くらいから、自宅以外でも新聞があると四コマ漫画だけは読まないと気が済まない性質・たち、でした。子供の頃から家では朝日新聞を取っていて、どんなに時間が無くても四コマ漫画だけは読むという習慣は今でも変わっていません。両親ともに健在で一人暮らしをしていた時期は新聞自体を定期購読していない時期もありましたが。 しかし、自分の周囲には、4コマ漫画読者が極めて少ないです。新聞の四コマ漫画を話題として会話が成立した記憶は、十代の時期に、友人のI.M.君、I.Y.君、H.S.君の三人しかないかもしれません。新聞を5紙ほど定期購読している漫画・小説好きの知人のOさん、職場のそこそこのマンガ読み、OJ君&SY君、彼らは全く新聞四コマ漫画に興味がありません。新聞を定期購読している人が近年激減しているような気がしているのですが(あくまでもワタシの交友なり生活圏の範囲で)、当然、新聞の四コマ漫画なんて、全く関心の外なのです。

 ワタシからすれば、なんてモッタイないなんですが(苦笑)。

朝日新聞の別刷りbeで週一回連載されている「サザエさんをさがして」、は、朝日新聞に掲載されたサザエさんの1回分を、発表当時の社会世俗を紹介〜解説を交えて読み解く、興味深い連載です。時事性という意味では、新聞四コマ漫画は、カッコウのテキスト・題材という分けです。テレビアニメのサザエさんが、新聞連載の4コマ漫画であることさえ知らない若い世代が出始めているような気もしますが(苦笑)

 40年近く前に購入した轟先生25集を読みなおしてみました。作者の秋好馨さんと轟先生についてはウイキペディアに、それなりに情報があり、それによると読売新聞(夕刊+朝刊)に掲載されていたようです。以下画像は所有の25集(文陽社 A5ハードカバー)ですが、web上でキレイな画像を多く見れます)

 

 発行年の記載が無いのですが150円という定価からして昭和35年頃(1960年頃)の刊行と推測します。

 不勉強なので、時事的な話題や世相、暮らしぶりより、詳細な発表時期を特定できませんが(涙)、昭和30年代ですかねえ?ざっくり言って。人間関係というか人と人の関係性みたいなモノはサザエさんより濃密な印象ですね。

2019.4.6記す