松本正彦&知彦親子展(2016年開催)
2016年7月17日(土)午後、渋谷区代々木上原のカフェ「ファイヤーキングカフェ」で開催中の松本正彦&知彦親子展に行ってきました。
既に旧聞に属することでありますが、昨年2016年、「ハクダイのカカク」管理人・ハクダイは、故・松本正彦さんの御長男である松本知彦さんに2度ほど御会いする機会に恵まれました。2016年には「松本正彦・知彦・親子展」、「松本正彦・切り絵展」が開催され、「アーテイスト・松本正彦」の業績を振り返るにふさわしい年だったと思います。不定期ではありますが、松本正彦関連の話題をシリーズとして綴っていきたいと思います(2017・6・13)。
ポスターの画像。知彦さんのブログより借用させて頂きました。
●この親子展(二人展)については、松本知彦さんが自らのブログに開催の経緯などを丁寧に書いておられますので、まずはそちらを御覧ください(それだけで十分なような気さえしますが(苦笑))。
クリック⇒ 談話室松本「親子展が無事終わりました。2016.8.8」
●会場は渋谷区代々木上原駅近くの「ファイヤーキングカフェ」。首都圏に二十代の時、1980年代に6年間ほど住んでいた事もあるのですが、埼玉県と千葉県でして東京都内には結局のところ住む機会が無かったもので(苦笑)、新宿からの小田急東急線で代々木上原駅下車という状況だけで、緊張していまします。
ファイヤーキングカフェの外観です。格子ガラスが良い雰囲気ですね。
●ファイヤーキングカフェは、店内が広い、天井が高い、一人一人の客席(占有)スペースが広く、とてもリラックスできる空間です。(スミマセン、大都会・東京のお店やさんは、スペースが限られているという先入観・固定観念がある田舎者のハクダイです)。広々として開放的な空間には圧倒されます。
●松本正彦作品のパネルが店内壁に展示されています。そして、業績を紹介する文章~テキストが掲示されています。
カフェの営業時間中ですので、飲食されている御客さまが写り込んでしまっています(画像処理させて頂きました)。
上記2枚の画像写真は松本知彦さんの上記ブログより借用させて頂きました。左側は『劇画バカたち!!第一話』の最終ページですね。右側は未確認ですが、多分『劇画バカたち!!』からかと思います(あいまいでスミマセン)。
昭和30年代初頭の『駒画』作品に挟まれるように、テキストが掲示されています。
●展示のパネルのテキストを紹介しますと
劇画草創期の精神的な指導者であったように思います 宮崎駿
劇画の早すぎた先駆者として松本正彦を再評価すべきときがやってきた 中条省平
松本さんの作品は茫洋とした中におもしろさがあった~水木しげる(漫画家)
●松本知彦さんの作品は精緻な鉛筆画。図工の時間、美術の時間が、あんまり楽しくなかったハクダイ的には、ため息しか出ない素晴らしさ。精緻な鉛筆画を大量に実際に間近で見たのは初めてかもしれません。知彦さんに、無遠慮にも、鉛筆の種類やブランドにはこだわっているのでしょうか?と愚問をぶつけてみたところ(愚問の典型ですね・汗)、「特にこだわってない・旨の回答が」・・・知彦さん、ほんと失礼致しました。
知彦さんの鉛筆画。展示~即売の様子です。洋間に飾ったら映えますね。
上記2枚の画像写真は松本知彦さんの上記ブログより借用させて頂きました。超が三個付くくらいのクオリティですね(当たり前)。
●単行本の展示コーナー
松本正彦氏の近年の著作(海外での出版物含む)と、貸本マンガ時代の貴重な古書マンガが、会計カウンター下のガラスケースに展示されています。約60年前のビンテージマンガは、程度の良い「個体」が殆ど(凄い)。3種類のクリアーファイルの販売も(下右側写真)。また、ここには写っていませんがポストカードもありました。
●コースターと特別冊子(A3判)を紹介させて頂きます。
ポストカードとクリアファイルは未入手ですが、コースターと特別冊子を入手しましたので以下簡単ですが、紹介まで。
中央は、A3判という大き目の冊子。この展示会のために制作されたモノです。上はコースター(3種)。左右四冊はハクダイ所有の松本正彦作品。
コースター3種。
A3の冊子は広げるとA2になります。裏表紙部分が松本正彦さんのの略歴などで左、は代表作『鶴巻鳴子の恋人』のトビラ部分。『鶴巻鳴子の恋人』全14ページを収録しています。
2017.6.13記す。