カテゴリー別アーカイブ: ハクダイのブログ

日曜におもう・・・苦笑

相変わらず世の中は騒がしいですが、多くの人々(自分含めて)にとって、普段の日常が、少しの不満や満足と共に感じられる毎日かと思います。

シルバーウイークは19(土)~23(水)の五日間を、ありがたくも頂戴できましたが、最終日の23(水)が当番で出勤(半日程度)となっておりまして、気分的には4連休です。

「日本人はその場の空気、雰囲気に流され易いようなところがある」、そのように言われることが少なからずあるように思いますが、これは、特定の人種、民族、あるいは特定の集団に限られることなのでしょうか?人類、人間社会にとっては普遍的なことなのでしょうか?

結局、普段からの想像力が問題なのかもしれません。過去と未来、そして、ここではない何処かと、一見関係無さそうに思える誰かに対する、いろんな想像力。

でも、今だけ、金だけ、自分だけ・・・なんだよなあ(苦笑)。

今更ですが、映画TATSUMIのパンフレット入手

どういうわけか入手タイミングを逸してしまって、今頃の入手です(苦笑)。

いわゆる映画のパンフレットなるモノにあまり興味が無いので、はっきりしたことは書けませんが、パンフとしてはショボイ部類に入るのかもしれません。が、赤くあしらった裏表紙が、なかなかに強烈で、持ってて損は無い一品です。

1ページに4ページ分を縮小収録というカタチで鳥葬が収録されていますが、全部では無いのが少し残念です。単行本購読へのCMですので仕方がないかもしれません。

1960年代、1970年代、1980年代・・・・・そして2010年代。10年ごとに時代を区切る事を普通にやるものですが、映画TATSUMIに収録の5作品は、1970年前後の作品です。平成生まれの若い世代には、1970年代と終戦直後の1940年代後半も「一続きの昭和時代」なんだろうなあ、とシミジミ思うハクダイでした(苦笑)。ハクダイ個人としては敗戦・終戦が大きな区切りになっていますが、平成生まれの若い世代が、ハクダイと同じような感覚は持っていないような気がしますが、どうでしょうかねえ?

映画TATSUMIパンフ裏

防災訓練に思う

9月は防災訓練が実施される事が多い月かと思います。知人女性が、防災訓練で、担架に乗せられる負傷者役だったと言っているのを聞いて、いろいろ考えてしましました。件の某女性は、成人女性としては小柄な方で痩せています。推定ですが40数kgの体重かと思います。この負傷者役が、仮にですよ(苦笑)、例えばですよ(苦笑)、100kgくらいの大男なり大女だったりしたら、担架を運ぶ方は(通常4人でしょう)大変かと思います。

負傷者役を決める立場にある人がですね、何がしかの意図を持ってですね、推定体重100kg、身長160cmの女性を負傷者役に選んだらどういうことになりますかねえ?

○○○ハラスメントに該当・・・そんな分けないか?苦笑。

半分冗談ですから、変に真剣に取り合わないようにしてください(苦笑)

体重の多い方に対する差別だ、とか言われたりしたらイヤだなあ(苦笑)。

競馬モノ~続き 勝負牝 怒涛篇+疾風篇/三世コミックス(東京三世社)

九條禮による 勝負牝は全2巻。巻数表記は無いですが、①怒涛篇(昭50年4月)、②疾風篇(昭50年6月)。 ともにB6判で450円。紙質はやや悪く、いわゆるペーパーバック仕様に近いモノです。ですが、扉はカラーで、主人公の弥生の「なまめかしい姿態」が堪能できます(苦笑)。  三世コミックス(東京三世社)は、昭和49年に刊行が始まったエロっぽい劇画を中心に据えたレーベル。
このレーベルは全25冊のようですが、滝沢解と政岡としやのコンビによるピカレスク物の「暴力湾」がラインナップされており「エロ劇画・レーベル」と言い切るには若干の抵抗がありますが、ほぼエロ劇画のレーベルと見なしても、そう違ってはいないでしょう(苦笑)。

名馬ハイセイコーに魅せられた「美しい女馬券師~官能美女」の人生模様が艶やかに綴られます。競馬レースの描写も多いですが、官能シーンも多いです。どちらかといえば、エレジーといった趣で、成り上がり物的な痛快さは弱いですね。

 後ろカバー見返しに著者近影と簡単な経歴があるのですが、それによると、著者の九條禮氏は昭和11年11月生まれで、さいとう・たかを氏と同年生まれになります。九條氏の作風というか絵柄は昭和40年代後半の劇画としては、流麗な感じでして、うまい作家だなあと思います。貸本マンガでの経歴があるのか無いのか?雑誌で活躍した時期は?などなど謎が多い作家さんだと思います。とは言うものの、熱心な研究家~収集家によって、有る程度は明らかにされてはいると思いますが(苦笑)。別ペンネームがある?あるいは、某作家の別ペンネーム?の可能性も捨て切れないでしょう。昭和11年生まれで貸本マンガを経ずに、昭和40年代に入ってから、青年・成人向けの雑誌でいわゆる「劇画調」の作品を描き出した作家さんという事であれば、結構レアなケースになるように思います。昭和30年代は少年モノを描いていた、という可能性もありますね。

ちなみに掲載誌情報も持ち合わせていません(苦笑)。しかし、この絵柄、どこかで見たことあるように思うんだよなあ・・・。

勝負牝_00_s

所有分は、珍しく全2冊揃っています(苦笑)。ですが、貸本屋仕様(使用)品です(苦笑)。カバーは糊付けされていますし、タコ糸補強されています(苦笑)。美本なら、そこそこ高値で取り引きされそうですが、ダメだ、コリャ、ですね。

なんか、画像載せたら、インパクト強すぎるんですけど(苦笑)。品が下がったと言うべきか?ハクが付いたというべきか(苦笑)。

 

娯楽の殿堂・・・・・

最近読んだ新聞に載っていたとあるエッセイに 娯楽の殿堂 府中競馬場、という言葉が出てきた。娯楽の殿堂、という言葉も懐かしい響きがありますし、それが府中競馬場である、と、そのエッセイの書き手は、幾分のユーモアを込めて書いているのは明らかですが、ああ、ギャンブルはこそが一番の「娯楽」なんだなあ、と改めて思いました。

ハクダイは、アラフィですが、幸か不幸か、これまでの人生でギャンブルにのめり込んだ経験がほとんどありあません。殆んどと書いたのは、昨年あたりから、ボートレース、競輪、競馬をインターネットで、少しだけやるようになったからです。ですが、パチンコやスロットに一日に数万円から場合によっては十万円を「動かす」同僚たちが周囲にはタクサンタクサン居りまして、ハクダイのやっていることは、まさに児戯に等しいレベルです(苦笑)。

本棚にあった、司敬の「人生競馬」を読んでいます。芳文社コミックス・昭和53年(1978年)の発行です。副題に「わが人生競馬」と付き、9作の競馬にまつわる読みきりスタイルの短編~個別に独立しており連作スタイルでは無い~を収録、各話のラストには「あなたにとっての名馬は?」の一文が添えられます。実在のレース、馬名に取材していますが、フィクションである旨のコメントがありますが、各話が「GATE 1~9」となっていたり、「私の思い出の名馬達」と題された著者エッセイが3つ収録と、丁寧な編集であると思います。

昭和42年頃から昭和53年頃からを舞台にしていますが、ハクダイ的には、ファッションや町並みの描写に、古臭さは感じません。ですが、平成生まれ世代が見れば、遠い昔、に感じられるかもしれません。

司敬は、少年キングでの「ダンシングファイター」連載(1979年前後?)で、その名を知ったのですが、これは、青年誌で、そこそこ売れてきていた司さんをキング編集部が少年誌へ抜擢した、と理解しています。

収録のエッセイに書いてある事より類推するに「漫画マガジン」なる雑誌に掲載されたようですが、詳細は不明です。webで検索かけてみましたら、その後、出版社を変えて(題名も変えて)再刊行されてたり、定価の倍近い市場価格で流通していたり、この作品の評価が、そこそこ高い、ことが伺えます。

一攫千金・・・・時代は変っても人々の心性は変りません。人生は、いつの時代も、思い通りに行かないものなのですね。

人生競馬_00_s

ハクダイ所有分は背ヤケが酷い(涙)。古書価格は1/3だな、こりゃ(苦笑)。