新聞の連載小説


洗濯日和というか久しぶりにお日様が出ている感じです。ハクダイの住む地域は全国的に見ても日照時間が長い部類なので、余計にそう感じるのかもしれません。

朝日新聞定期購読者なのですが、連載四コママンガ2本と、連載小説2本を楽しみにしています。夕刊が無い地域なので、夕刊掲載分は、次ぎの日の朝刊に掲載されます。朝刊分と夕刊分を一度に読めるのは便利というか都合の良いことです。

現在、読んでいるのは次ぎの2本です。
朝刊での「春に散る」沢木耕太郎 9/12で161回、夕刊での「ぼくがきみを殺すまで」あさのあつこ 9/11で10回。
沢木さんの小説は、20年以上前にスポーツモノの短編集を1冊読んだ事がある、あさのさんは、バッテリーのオーディオドラマ(NHK-FM青春アドベンチャー)を聞いたことがある、という感じで、両作家は、ほぼ初体験と言ってもよい状況です。

2本とも、とても面白いです。
沢木作品は舞台がアメリカから始まるので、最初、スポーツ物では無いのかな?と思ったのですが、主人公が世界チャンピオンも射程に入っていた初老の元・プロボクサーの男で、やっぱり(いい意味で)スポーツ物でした。絶頂では無く、その後を描くという意味で、哀しみが漂う内容になっているかと思います。
あさのさんの方は、場所も時代も不明確な舞台で繰り広げられる、SF?あるいは歴史モノ?的な要素もある作品です。十代の少年が主人公のようです。なあんか、世相を反映しているというか?不気味な印象さえ漂います。まだ、始まったばかりで、全体の世界観が見えてきていないですが。

しかし、新聞小説を読んでいる、という事で一緒に盛り上がった経験、久しく無いですね。小学生高学年でしたか、中学生になってからでしたでしょうか?井上ひさしさんの「偽原始人」友だちと、夢中になっていたのを懐かしく思い出します。