レミゼラブル2巻

レ・ミゼラブル2巻(ユゴー・西永良成訳)ちくま文庫


全5巻。まだ2巻途中です(涙)。基本、電車通勤であろう都会に住む人たちが、たまに羨ましくなる事があります。移動中に、本が読めるという点においてです(苦笑)。もちろん、ラッシュアワーとかもあるでしょうから、不愉快、不便、非効率な場合も多いのでしょうが、基本、自家用車で移動(通勤含む)な自分からすると、読書の時間を確保しやすいという点は魅力があります。

っと言い分けめいた(というより言い分けそのもの)事を書きましたが、ようするに、なかなか読み進められません(苦笑)。

コゼットを救い出したジャン・ヴァルジャンはジャベール警部率いる追っ手群より逃れることが出来るのか?

しかし、読み飛ばすには勿体ないくらい密度が濃いです。あまりにも、この作品が巨大化しているので、軽視されるキライがあるように思えてならないのですが、社会、人間に対する深い洞察と、その言語化の巧みさに感嘆します。作品の大筋が分かり易いと思うので、それにつられるようなカッコウで、細部の描写が軽視されてしまっているように思います。そして、壮大な歴史ロマンという側面も持った作品だと思います。残念ながら、ワタシ自身はあまり、そのロマンを堪能出来ないダメな読者です(苦笑)。

短期間で読み耽るのもイイですが、一年くらいかけてジックリ読むのも悪くない、と思いますね(まあ、当たり前なんですけどね、この大名作に対しては(苦笑)。

レミゼラブル2巻