カテゴリー別アーカイブ: ハクダイのブログ

漫画昭和史 漫画集団の50年 漫画集団=編・著

1982年10月15日発行 1983年8月26日4版発行

10/7現在、半分程度読み終えた。

漫画昭和史ー漫画集団 (2)

目次↑

【漫画集団】についてはウイキペディアに説明があるのでそれを見て頂くのが手っ取り早いです。しかし、現時点で組織自体が存在するか?という肝心な事は抜け落ちているように思います。

漫画による昭和史、(この場合の漫画とは一コマ漫画、四コマ漫画を概ね指します)、として読めるし、純粋に娯楽としても楽しめます。ですが、描かれた当時の世相なり、実際の事件事故の類を事前に知っていないと理解できない場合も少なくないでしょう。

本文の文章が漫画家による記名がある場合、無記名の場、と二通りありまして、目次の次のページに「小社編集部の責任において作成しました」とあるのですが、編集には苦労があったように感じます。漫画作品自体が誇張の上に成り立っているのか、事実の描写が主眼なのか?事実の紹介と漫画作品の解説がごっちゃになっているような印象ですね。

ウイキペディアにも記載がありますが、収録の【漫画集団名簿】が興味深いですね。手塚治虫さん含め、その直系の流れ(具体的にはトキワ荘系)の漫画家さんの名前が散見されます。

<物故者>と <退団者>についても記載があります。

メルカリで調べたところ、それなりに高めの価格で売りに出されていますね。令和の時代にあっては、マンガファンよりマンガ研究者に似つかわしい本かもしれませんね。世相の変遷を感じるのに適した本ですね。

漫画昭和史ー漫画集団 (1)

2020.10.7記す

リイドコミック1980(S55)5月8日号 K・元美津氏登場グラビア

K・元美津氏の写真が掲載されておりましてなかなかに興味深い一冊です。

リイドコミック1980May8号 (6)

次号より新連載がスタートする、さいとう・たかを作品「いてまえ武尊/いてまえたける」の宣伝として巻中カラーグラビアページ4ページがあります。

リイドコミック1980May8号 (2)

リイドコミック1980May8号 (4)リイドコミック1980May8号 (3)

リイドコミック1980May8号 (5)

 

 

さいとう・たかをの野心大作!「いてまえ武尊」(次号より新連載)

 あくまでも、新連載のプロモーション企画であるかと推測しますが、制作の裏側をみせる事になる、このような企画には、個人的には若干の違和感を感じますね。さいとう・たかを氏は自らを花火職人に例えて、あくまでも作品が主役であり、裏方が表へ出るのは好ましくない旨の発言をしている、ので(この理解自体、私の誤解かもしれませんが)。また、さいとう・たかを氏は、編集部の意向を重視する(尊重する)傾向が強い作家さんというのがハクダイの理解でして、編集部の強い意向が背景にあったのかもしれません。リイドコミックでは、さいとうプロ作品の新連載開始のたびに、このような企画を組んでいたのでしょうか?。さいとうプロとしては、このようなプロモーション的な企画を頻繁に行う時期があったのでしょうか?

 つらつら駄文を書きつらねましたが、さいとう・たかを氏の膨大な作品群の中で、この作品がどのように位置づけられているのか?またどのような社会情勢下で制作された作品なのか?さいとうプロの制作環境含めて、ハクダイの知識、見識を大きく超えておりまして、気の利いた事を(研究っぽく・苦笑)書けないのが残念です。

巻頭のカラーページ(全3ページ)は、インターナショナル・リイドコミック・ファンクラブなるイラストが掲載。当時話題のタレントが連載中の作品のキャラとコラボ?的な企画でしょうが、元ネタとなるタレントさんが分からないし(私の無知故)、肝心の連載マンガ作品が埋もれてしまいそうな小さな図像(全体のイラストの中でにあって)で、個人的には残念な印象です。

目次には沼田清の名があります。

リイドコミック1980May8号 (7)

 

 

2020.7.7アップロード

滝沢解 古神道を読む

今年の3月からほぼ二か月かけてやっと読み終えた。マンガ原作者「滝沢解」の作品を集中的に読んだことがあるのです。その時まとめたリストなど⇒http://hakudai.boy.jp/former/takizawakai.html

 この古神道、当時(15年くらい前)購入したモノですが、読まずにほおってありました。思い出したように本棚から取り出して読んでみて、約2ケ月、やっと読み終わりました。(3〜5月にかけて)。自分のウカツさに腹が立ちますね、この本を15年くらい前に、滝沢氏原作マンガを集中的に読んだ時期に読んでいたら、滝沢解作品を語るという行為に恐れおののいてしまったかもしれません。自らの浅学非才が、図らずもというか(当然の帰結として)明らかになっただけかもそしれません。

 過剰なモノを抱えての商品供給者として、マンガ原作者としての活動は苦難に満ちたモノだったのか?愉悦の中で行われてモノなのか?近代批判、文明批判という文脈でとらえるには、あまりにも図式的すぎるでしょう。

膨大な数の引用の前にたじろいでしまう浅学無知非才な身ですが、滝沢解作品と向き合って行かねばならないでしょう。私たちは・・・・。

 2020.6.15記す

古神道滝沢解 (2) 

古神道滝沢解 (1)

 本自体に発行年記載は無し。カバーに1990年11月10日初版発行とあります。平成2年です・・・遠くを見る目・・・(苦笑)

フーテン(全)永島慎二 ちくま文庫1988.9.27一刷

フーテン(全)を本棚から取り出して読み始めました。一度通読したのか、途中までになってたのかもアイマイになっています。収録作品の発表誌が記載されていて、1967年から1970年にCOM、 プレイコミック、そして量は少ないが一部はガロに掲載とあります。1972年6月の青林堂から単行本刊行とありますが、こうして改めてみると初出、単行本化、そしてこの文庫化(ちくま文庫)まで20年間、すべて昭和の時代です。(ちなみに、その間、講談社漫画文庫で上中下の三分冊で刊行あり:1976年)。

 今は平成の三十年間も終わって令和・・・。自分の感覚というものはあてになりません、時間は誰にとっても等しく流れます(苦笑)。すでに古典と言ってもよい作品かと思いますが、こうしてみると、技術の進歩というのは人間の営みに大きく影響を与えていますね。

 裏表紙の作品紹介文には、「1960年代後半、高度経済成長の時代」という一文があるのですが、1960年代初期を舞台にした作品も含まれます。永島さんはいい意味でも悪い意味でも、数年ごとに、作品の性質が異なったような印象がありまして、ほんの数年でも、作品への取り組み意識が違うような気がします。作者の実生活と作品がリンクしているような印象が漠然とありますね(実際に調べたことは無いですが)。

さいとう・たかをさんとウマがあったというエピソードが存在しまして(本当か?個人的にはそう理解していますが)、なかなかに興味深いです(苦笑)。

検索してみたところ、筑摩書房のサイトで「創業70周年記念復刊」と紹介されていました。

2020.3.17記す。フーテンちくま文庫画像