カテゴリー別アーカイブ: ハクダイのブログ

2023年9月 新潟県&富山県遠征 2&3日目

●二日目9/9(土)詳細

 6時チェックアウト。ファミマのイートインコーナーで食事。高速バスで新潟駅発7:55⇒富山駅着12時ちょい前。

 前日のうちに高速バス乗り場を確認しておいたのですが、ホテルを出てから新潟駅までの道に自信が無く、バス亭のベンチでバス待ちの自分と同じくらいの年回りの男性に道を確認。松屋で朝食の選択肢もあったのですが、どうにも面倒くささというか不安?があり、結局ファミリーマートのイートインコーナーでおにぎりとサンドイッチの朝食。 

 高速道路北陸自動車道を通るのですが、この北陸自動車道を通ったのは初めてだと思いますね。9時20分〜30分の米山/ヨネヤマSAでのトイレ休憩では日本海を臨むことが出来て気分あがりました。青空が普段見ている青さより、青みが濃いように感じました。そして陽射し自体がキツイように感じました。気のせいなのか?一般的に言って太平洋側と日本海側で空の見え方が違うものなのか?陽射しの強さも違うものなのか?無知無学無教養なワタシには分かりかねますねえ・・汗。

 ほぼ定刻通りに富山駅到着11:50頃。富山駅前の広場で吹奏楽団が演奏準備していて、社会人になってからですが、市民吹奏楽団に所属していた事もあり、その当時の事を懐かしく思い出してしまいました。消防署関連の方によって構成される吹奏楽団のようで、防災の啓蒙の一環としての演奏のようでした。

 

 富山駅12:26〜あいの風とやま鉄道〜高岡駅12:44着

 徒歩にて藤子・F・不二雄ミュージアム。ミュージアムを出て二区間のみ万葉線移動で高岡大仏へ。その後富山市内の観光スポットを二件巡ったのち高岡駅へ徒歩移動。富山駅で翌日の新幹線等帰宅用の電車切符購入。JR城端線で高岡駅17:27⇒新高岡駅1731 新高岡駅前で軽く食事とアルコール。新高岡駅18:37⇒高岡駅18:40。アルコールと飲料購入後に高岡駅近くのホテルにチェックイン(19:10)。ブラタモリを見る。冒頭数分見逃したようだが、いわゆる燕三条の紹介で前日新潟市に居たこともあり興味深くみる。その後もダラダラテレビを見てしまい、入浴後就寝は22時頃。

※高岡駅⇒Fミュージアム。完全徒歩。F先生関連のモノには遭遇せず。下調べが不十分なこともあり、この道で良いのかなあ?意外に遠いなあ?という感じでしたが、左手に高岡古城公園の入り口看板(裏門?)を見かけるルートでした。工芸高校関連で何か行事があったようで駐車場からクルマの出入りするのを見かけました。

※F・ギャラリーは高岡市美術館内にあるとは少し意外でした。F先生クラスの作家さんともなれば、業績を紹介する切り口が多岐多様にわたるのは当然ですね。いろんな思いが交錯して、このような場所でなんか書くのも気が引けますね。 残念ですが、川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアムにはまだ行った事ないです。

※高岡大仏  まんが道に出て来る場所ですから行ってみたかった所です。昭和時代の建立と比較的新しいという事は知りませんでした。鋳物の町高岡に在るということがポイントなのでしょう。

※土蔵造りの町並み/山町筋。 山町ヴァレーにてクラフトビールを飲む。結局昼食を食べていなかったし、結構歩いた後でしたし滅多に飲まないビールですが美味かった。2杯目は、アルコールが効いてくると困るので(基本アルコールに弱い)断念。お通し的に頂いた昆布も素朴な味でおいしかったです。旧赤レンガの銀行という建物も壮観でした。。

※千本格子の町並み〜石畳の道/金屋町 高岡市鋳物資料館で高岡での鋳物産業の興りについて知ることが出来ました。(覚えたそばから忘れていくのですが)。歴史という学問は知れば知るほど深いモノですねえ(高齢になって、やっと実感できるようになって来ました)。テレビや映画の撮影に、たびたび利用されるというのも納得ですね。まさに映えます。

※万葉線(路面電車) 二区間のみの乗車(志貴野中学校前電停⇒広小路⇒坂下町)。路面電車はモノ珍しさもあって乗ってみたくなりますねえ。

※JR城端線にて高岡と新高岡駅を往復。 磐越東線を思い出しました(普段利用するのは常磐線)。JRローカル線の世界も奥深いのでしょうねえ?単線でホームは片側のみ、というのはあまり経験した事が無いような。

 

●三日目9/10(日)

 ホテルで朝食6:35〜6:50。JR氷見線 高岡駅7:40⇒氷見駅8:10

 氷見駅より徒歩で氷見市潮風ギャラリー藤子不二雄Aアートコレクションへ。途中、ストリートの藤子Aキャラを堪能。氷見漁港、氷見水産センター、魚市場食堂にも立ち寄る。バスで氷見駅に戻る。

 A先生アートコレクションは、どのコーナーも見応えがあるのですが、特にA先生の新聞社時代のコーナーが興味深かったですね。近年、当時の新聞の検証が進む⇒書籍化、というのは全く知らなかったです。

 電車で富山駅へ。氷見駅11:49⇒12:20高岡駅12:24⇒12:42富山駅 富山駅近くのモール内で食事(鱒ずし)を食べる。富山地方鉄道市内電車(環状線)で移動 富山駅⇒グランドプラザ前。富山市ガラス美術館で常設展観覧。甘味処でくずもちを食べる。環状線で富山駅に戻る。富山駅で時間調整。富山駅16:17〜新幹線かがやき510号〜上野18:22。上野19:00〜スーパーひたち〜発車遅れ及び電車自体の遅れあり〜自宅到着21:40頃

 ※潮風ギャラリーより氷見駅までの移動時間の読みが甘く、氷見駅で電車を待つ時間だけが長くなってしまい、ギャラリー滞在時間が短くなってしまったのが残念です。いや、数年後の再訪の機会の楽しみが出来たという事だ・・・という事で。まあ、氷見駅までのバスが、怪物くんラッピングバスだったので良しとしましょう(苦笑)。

 ※富山市内の駆け足観光が意外にも充実でした。氷見市、高岡市、富山市と三つの市を訪れたわけですが、両藤子先生ゆかりの土地というだけで、特別な場所に来た、という気持ちになります。また「雪国」とは縁遠い「東北地方とは名ばかり」の【いわき市生まれ、いわき市育ち】のアタシとしては、ひとも文化も全く違くところに来たなあと、という感慨めいたモノでいっぱいになります。

 

 

 

■初日(新潟)の詳細へ ← クリック

■二日目と三日目(富山県)の詳細へ  ← クリック

■個人的な記録 ← クリック ← クリック


 ※2023.10.2公開


 

2023年9月 新潟県&富山県遠征 基本行程&短歌

2023年9月8,9,10の三日間 新潟県と富山県へ出かけてきました。忘備録的性格が強いですが、あれこれ書きました。

1.基本行程

・9/7(木):通常通り8〜17時で勤務後、JRでいわき駅(高速バス移動ターミナル地点)まで移動。夕食後、ホテル宿泊。いわゆるキャビンタイプのホテルは初めてで勝手が分からず気疲れするもホテル自体は開店間もないということもありトータルでは快適。(宿泊料も安くオサイフにも優しい)。

・9/8 (金):高速バスで移動【いわき駅前5:50⇒郡山駅前7:30頃。郡山駅前8:20⇒新潟駅前11時頃】。観光循環バスを利用し新潟市内を観光。準備不足と旅行自体に不慣れなため、移動(時間)効率が悪いモノとなったが満足。19時過ぎに新潟駅近くのホテルへ入り22時頃就寝。観光先のキーワード:水島新司ストリート、新潟のかつ丼、新潟マンガ・アニメ情報館、坂口安吾。

・9/9(土):高速バスで移動【新潟駅前7:55⇒富山駅前11時50分頃】。高岡観光市内。前日同様準備不足で時間効率悪いが満足。19時過ぎに高岡駅近くのホテルへ入り23時頃に就寝。観光先のキーワード:藤子・F・不二雄。

・9/10(日):氷見市内観光及び富山市内プチ観光。帰宅【富山駅16:21新幹線⇒上野(常磐線スーパーひたち)⇒2130過ぎ帰宅。観光先のキーワード:藤子不二雄A。

2.歩数計データ(スマートウオッチ) 

 日付(歩数):9/7(10,334)、9/8(14,784)、9/9(18,340)、9/10(14,902)。 8,9,10の三日間、電車又はバスでの移動時間が各日とも4時間以上ある事を考慮すると、結構歩いた三日間だと思う。10日に駅より自宅までの歩行時、左ひざ(ふともも下部)に少し違和感を感じたのみで、旅行中は特に酷い痛みがどこかに(膝など)出るようなことは無く、旅行を十分に楽しめた、と言えるだろう。

3.短歌詠み(なんちゃってデス・汗)

 気まぐれで修正や追記があるかもしれませんね(苦笑)。

・電車待つ高校生を横目で見気分はすでに観光気分

・久々でウキウキしてるターミナル何とも安い自分に苦笑す

・街歩きしばらくぶりで揚がります何とも安いアラカンですな

・ニラもやし多めのレバーもアッサリす玉ねぎニンジン不在は痛い

・初めてのキャビンタイプにまごつくもまあ眠れた方か正味五時間

・泊まるのもスマフォで完結最近は施設の人はどこにも居ない?

・街並みも仕組みも全て変わってるアタシの頭は止まってます?

・スタバとは旅先でのみ入るものいつどこで?と記憶をたどる

・待ち時間つぶすの苦手で落ち着かず早め早めがモットーだけど

・水田が通り過ぎてく車窓より富山へ向かう高速バス

・富山湾海の向こうに陸地見え地図と照合納得します

・左右とも一面青空広がって北陸道を西へ進む

・この景色どこでも見れる分けじゃない思い浮かぶは地元の風景

・見晴らしが違えば人も違うかも旅先でいつも考え込む

・この土地で憧れの人生きて来た何気ない景色違って見える

・亡き母の生まれ育ったのはどのあたり思い巡らし

■初日新潟の詳細へ ← クリック

■二日目と三日目(富山県)の詳細へ  ← クリック

■個人的な記録  ← クリック


 

 ※2023.10.2公開


 

コミック1971 vol.2 2003年徳間書店 週刊アサヒ芸能1月24日号増刊号  税込み定価390円(本体371円)

先月10月29日(土)に自宅徒歩圏内で開催のいわゆる一箱古本市にて150円ほどで購入(表紙の汚れが若干気る)。同世代(少し年上)の店主さんと話し込んでしまい、流れで他にも何冊か購入。確か、これのvol.1は発売当時に新刊で購入していたはず(実際は少し遅れてヤフオクかなにかで入手した可能性もありますが。何せ記憶がアイマイ)。また、vol.3以降の刊行については未確認です。

↑左が雑誌表紙、右が目次ページ

 キャッチコピーが【時代の傑作がそのままm復活!タイムスリップマガジン】。

気まぐれにメルカリで検索してみたら、700円代でSOLD表示があり、千円代の出品もあったりで、それなりに手に入らない、かつ需要あり、の一冊のようです。

 いわゆる当時の少年マンガ誌、青年誌〜成人誌から、代表的な作品をチョイス。表紙と巻頭は仮面ライダーと、多数派層にアピールしつつも、あすなひろし、山松ゆうきち、安部慎一、と渋いところも配しております。実際これを書いているハクダイは1964年生まれということもあり、あすな、山松、安部の三作品の掲載誌における当時の立ち位置に関しては、なかなか想像力が及びません。個人的な推測ですが、これら三作品は掲載雑誌にあっては、決して主要作(いわゆる看板作品)では無かったように思うのですが、いかがでしょうか?

 そんな中唯一の描きおろし作品(コラムは除く)である影丸譲也の「ボクの1971・全20ページ」が大変に興味深いです。コミック1971vol (4)

↑ ボクの1971 扉ページ

ウィキペディアより引用しつつ記載しますが、本名は「久保本 稔・くぼもとみのる」、生1940年1月3日 〜没 2012年4月5日。読みは同じ「かげまるじょうや」で「影丸 譲也」⇒「影丸 穣也」へとペンネームを変えています。この作品の描き下ろされた2003年当時は変更前の時期のようです。

 1971年(昭和46年)の正月を東京国分寺の仕事場で激務に追われる場面で始まり、影丸氏の数々の傑作、話題作が紹介されます。白鯨、八つ墓村、日本の地獄、ワル、そして空手バカ一代。奥様との出会い、大阪よりの上京(1963年、昭和38年)などの個人的な出来事と社会情勢も適度に盛り込まれ、一気に読ませてくれます。

 そんな中で、国分寺の名曲喫茶”でんえん”にまつわるエピソードが興味深いです。以下引用します(、一部文章を変えてます)

  国分寺には、、おいしいコーヒーを飲ませてくれる、かの有名な名曲喫茶”でんえん”がある。なぜ有名かというと、知る人ぞ知る”劇画工房”時代の大先輩達の溜まり場だったのだ。との後には、十五名ほどの作家たちの名前が列記されています。(以下引用)

 さいとう・たかを辰巳ヨシヒロ桜井昌一佐藤まさあき石川フミヤス、川崎のぼる、南波健二、西たけろう、松本正彦、いばら美喜、平田弘史、水島新司、ありかわ栄一(のちの園田光慶)、コン太郎 

  十五名全員が劇画工房・同人と読み取ってしまう方が少なからず居るようにも思いますので、劇画工房・同人は緑色で記載します。また、「松本正彦 永島慎二がこのでんえんのウエイトレスと結婚している」 との記載もあります。

 ↑ぼくの1971(影丸譲也)10p目(右)、11p目(左)。11p目に15名の作家の名が記載されています。

●2022.11.30記載●


 

見てきました:水木しげる魂の漫画展 いわき市立美術館

※開催期間2022.6.25〜8/21

キャッチアイ画像は会場入り口ロビーで撮影(確か撮影OKだった)

8/11木 午前中からお昼ごろにかけて約1時間半程度鑑賞。紙芝居を模した映像、アシスタントらのインタビュー映像あり。立体モノ?の展示も豊富。集中力が続かず、終盤は幾分飛ばし気味になってしまい残念。

水木さんの情報はウイキペディアに非常に詳しい情報がありますし、いわゆる成書的ものも少なくないので、今更ここに書くようなことは特段無いのですが・・・・・。

水木さんの事はそれなりに知っているつもりでしたが、初めて知ることも多くとても有意義な時間を過ごせました。

アシスタントを務めていた方として、池上遼一さんと村澤昌夫さん両名のインタビュー映像は非常に興味深い。ウィキペディアにはアシスタントとして約20名が紹介されていますが、紹介されていないアシスタントさんも多いと思われます(紹介されていない方の方が圧倒的に多いか?)。

 記憶がアイマイですが、20年とか30年前の昔、根本敬さんが対談かなんかで、日本の漫画は手塚系と水木系の二系統に分類される、みたいな事を語っていて、その当時はその発言の真意、意図が理解出来なかったのですが、今になってようやく分かったような気がします。今更遅いよ・・な分けですが。

この展覧会を見てすぐ二週間くらいの間に、NHK教育の100分de水木しげる、日曜美術館・水木しげるの妖怪画 を見れたのもラッキーでした。特に前者は、ヤマザキマリ、佐野史郎、宗教学者の釈徹宗、フランス文学者の中条省平、四人の論客の皆さんの作品理解の深さと奥行に感心しかり。

2022/9/7記載。