只見といえば、ハクダイ的には「青虫」なんですが(苦笑)、人口約4500人の小さな町とはいえ、観光資源を多く持つ町だけに、おススメできる食材・料理も数多いかと思います。ここでは、ハクダイの全くの個人的な興味と趣味で二つの料理を紹介させて頂きます。
その1:田子倉ダムカレー
@味付マトンケバブcafe/2015年6月下旬に堪能
前書きそれほど大きな世界ではないでしょうけど、確実に盛り上がっている感がある「ダムマニア」の世界。そして、ダムマニアの存在が大きく作用し、今や定着しつつあると言っても過言ではないのが「ダムカレー」でしょう。ダムカレーについてはウイキペディアに詳しく記載がありますので、それを参照して頂くのがてっとり速いかと⇒クリック
まあ、一言で言ってしまえば、「ご飯をダム、カレーをダム湖に見立てて器に盛りつけたカレーライス」と、拍子抜けするくらいのシンプルさなんですが(苦笑)。
ハクダイおすすめこの只見ご当地ダムカレーをメニューに数える、お店の名前は「味付マトンケバブcafe(カフェ)」。20種類のスパイスとハーブでじっくり煮込んだ本格のチキンカレーです。ココナッツが入っているという事もあるのでしょうか?ハクダイの味覚的には、少し甘めのテイストです。鶏肉は手作りの塩こうじに漬けているとのことで、それも大きく作用しているのでしょう、なんとも言えない甘みとコクを感じさせる素敵なカレーに仕上がっています。
◎田子倉ダムカレー ¥800(こちらを注文~完食)
◎こちらもおススメ~大盛り(只見ダムつき) ¥900(1枚のカレー皿に、ふたつのダムが入るのは、只見だけ、とのことです。
その2:ソース煮込みかつ重
@和風レストランまほろば/2015年6月下旬に堪能
前書き基本どうでもイイ話なのだが(全くだ)ハクダイはカツ丼が大好きです。この場合のカツ丼とは、ロース肉のカツを卵でとじたモノを指します。どこかヨソの土地へ行った場合は、基本的にカツ丼を食べる事にしているのです。卵でとじていない場合は、一般に「ソースカツ丼」と呼ばれる事が多いですが、ハクダイが好きなのは、卵でとじた方です。
ハクダイおすすめさて、青虫より徒歩圏内にあるといえる和風レストランまほろばさんのソース煮込みかつ重(¥900)です。かつ、と平かな表記、さらに丼(どんぶり)ではなくて、”重”、と重箱スタイルである点にまず注意して頂きたい。そして、ソース、とあるのだけれど、煮込み・・・・。そう、どういうわけか、ここのかつ重は、卵でロースカツをとじてはいるのだけれど、味付けがソース味なのです。お店の方に確認していないので推測の域を出ませんが、いわゆるとんかつソース(濃厚ソース、どろっとした粘性の高いモノですね)を使用しているようです。そして、黒コショウがふんだんに使われ、全体として砂糖による甘みが強い感じがします。目玉焼きにとんかつソースをかけて食べる時のような味わいを感じさせつつ、砂糖の甘みとコショウの刺激が適度に舌を直撃します。これらは、ロース独特の脂身部分との相性も良く、どこかで昔食べた懐かしいような感覚に襲われると共に、全く未知の料理を食べているような不思議な感覚にとらわれます。
おススメ・番外編
味付マトンケバブ
今回は食べる機会に恵まれなかったのですが、只見のご当地グルメといえば、味付マトンケバブとのことです。
田子倉ダム開発に係わる労働者のために、昭和30年頃に或る精肉店が味付マトンを店の前に七輪を並べて提供したのが、味付マトンが只見に食文化として定着した始まりとされています。
そして味付マトンを、食べやすくしようと考案されたのが「味付マトンケバブ」です。「ケバブ」の定義は幾つかあるようですが、この場合は、ピタパン(中近東で食べられている平たく丸いパン)に味付きのマトン肉を詰め込んだ物となります。ハンバーガーの変形型という理解で、そう間違っていないかと思います。そして、この味付マトンケバブは、田子倉ダムカレーを提供している「味付マトンケバブcafe」の看板メニューです。
以下に、この味付マトンケバブ並びにカフェ・cafeを紹介します。